この記事では、赤ちゃんが授乳中におならをする原因や、授乳中におならをすることが多い理由について、そして、おならが臭い理由や、おならをするときに赤ちゃんが泣くときの対処法についても説明していきます。
赤ちゃんって、こんなにたくさんおならをするの?と驚いたことはありませんか?
おならの回数には個人差がありますが、赤ちゃんがたくさんおならをすることは正常に腸が動いている証拠です!
それでも、あまりに回数が多いと本当に大丈夫なの?と心配になってしまいますよね?
そんなあなたに知ってもらいたい、赤ちゃんおならが出る理由や、おならの匂いについて詳しく解説していきます!
授乳中におならをする赤ちゃんって?何が原因なの?
赤ちゃんがおならをするタイミングは、授乳中に多いな~と感じたことはありませんか?
これは胃結腸反射(いけっちょう反射)という体の仕組みによるものです。
胃に母乳やミルクが入ってくると、赤ちゃんの意思とは関係なく腸が活発に動きはじめることです。
この胃結腸反射の仕組みのために、授乳を始めると腸が動き始めるので、おならをしたり、ウンチが出ることが多くなるのです。
つまり授乳中におならがたくさん出るというのは、体が正常な反応をしているというとてもいいサインなのです。
赤ちゃんだけでなく、大人も食事をすると胃結腸反射は始まりますが、成長するにしたがって便を腸の中にためておくことができるようになるので、食べるとすぐに便意をもよおすということはなくなってきます。
ですから、おならやウンチがよく出るからといって飲ませ過ぎというわけではありません。
赤ちゃんの体にとってとても良いサインなので、飲ませる量を制限したりせずに赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
安心しました。
授乳中のおならが多いのは?理由はあるの?
そもそも、おならはどうして出るのでしょうか?
赤ちゃんがおならを出すのは、
- 授乳中に一緒に飲み込んでしまった空気をおならとして出ている。
産まれてすぐの赤ちゃんは、まだ上手に母乳やミルクを飲むことができないため、空気も一緒に飲み込んでしまいます。
飲み込んだ空気の一部は、ゲップとして出ますが、ゲップとして出なかった空気がおならとなって体の外に出ていくのです。
- 母乳を消化するときに、腸の中で発生したガスが体の外に出ている。
赤ちゃんが飲んだ母乳が、胃や腸で消化されるときに、ガスが出てきます。
このガスがおならとして体の外に出ていきます。
このような理由でおならが出るのです。
つまり、おならが出るということは、体にとって必要のないものが体の外に出ていくことなので、おならの回数が多くても心配する必要はないのです。
それでも赤ちゃんのおならの回数がとても多いと、やっぱり気になってしまいますよね?
それも心配ありません!
赤ちゃんが授乳中に一緒に飲みこんでしまう空気の量は、成長と共にどんどん少なくなってくるので、自然とおならの回数も減っていきます。
授乳中のおならが臭いのは?どんなサイン?
赤ちゃんのおならは大人とは違う独特なにおいをしていますよね。
赤ちゃんの食事である母乳やミルクはとても消化がいいので、臭いがきつくなる前にウンチとして体の外に出ていきます。
赤ちゃんの体が大きくなると、腸の中にある程度のウンチをためておくことができるようになってきます。
ウンチが腸の中にたまっている時間が長くなると、今までよりも長い時間をかけて母乳が発酵するので、おならやウンチの臭いが強くなることがあります。
排便のリズムは赤ちゃんによって個人差が大きいので、一日以上ウンチが出ない赤ちゃんは、おならの臭いが強くなりすいこともあります。
しかし、おならの臭いは個人差が大きいですし、その日によっても違いがあります。
赤ちゃんが元気で、機嫌がよければ、おならの匂いが強くても気にしなくても大丈夫です。
授乳中のおならで泣くときは?どうすればいいの?
通常、赤ちゃんは無意識でおならを出しますが、お腹が張って気持ち悪かったり、がんばって力を入れないとおならが出ないときなどは、痛みや不快感で泣くことがあります。
おならが出るときに苦しそうにしているサイン
- 真っ赤になっていきんでいる
- 身をよじっている
- 突然泣き始めた
- お腹がポッコリ張っている
うんちやおならがきちんと出ていないと、腸の中におならがたまり、痛みや不快感でこのようなサインが出るときがあります。
このようなサインがあっても、おならやウンチが出た後にスッキリしているようならば問題はありませんが、一日に何度も続いたり、気になるときは、次に説明する対処法を試してみましょう!
おならが上手く出ないときの対処法
- 手のひらでおなかに「の」の字を書くようにマッサージする。
マッサージをすると腸の動きで中のガスがゆっくり移動しておならが出やすくなります。
- 綿棒で肛門を刺激する
綿棒の綿の部分をたっぷりオイル(ベビーオイルやオリーブオイル)をつけます。
赤ちゃんの肛門に綿棒の綿の部分が見えなくなるまで、ゆっくり入れます。
肛門に入れた綿棒をゆっくり円を描くように動かします。
今回のまとめ
この記事では、赤ちゃんが授乳中におならをする原因や、授乳中におならをすることが多い理由について、そして、おならが臭い理由や、おならをするときに赤ちゃんが泣くときの対処法について説明しました。
赤ちゃんのおならの回数が多くても心配はありません。
むしろ、腸が元気に動いている元気のしるしだと考えてください。
おならの臭いが強いときは、腸の中にウンチやおならが長時間たまっている可能性がありますが、元気に母乳を飲んでいて、お腹の張りもなく、いつもと同じようにウンチやおならが出ていれば問題はありません。
おならが出しにくかったり、おならが腸の中にたまって不快なときは泣いて教えてくれることもあります。
このような場合は、お腹のマッサージや綿棒刺激をしてあげることもおすすめです。