今回の記事では、乳管開通マッサージの必要性と乳管開通のやり方や始める時期、産前から始める理由、乳管が開通していないとどうなるのかについて詳しく解説していきます。
もしあなたが、妊娠中にできる乳頭のマッサージ・その方法について興味がある場合は、ぜひ読み進めてくださいね。
- 乳管開通マッサージの手順がわかる
- 乳管開通マッサージをしなかった場合どうなるかがわかる
母乳マッサージのひとつに乳管開通マッサージがあります。
乳管開通マッサージは産前から行うことが理想なのですが、その理由も気になりますよね。
ぜひ産前から始めていただき、産後母乳育児がスムーズに始められるように、ぜひ準備をしていただきたいと思います。
ぜひ読んで、参考にしてみて^^
乳管開通マッサージは?必要なの?
乳管開通マッサージとは、名前の通りマッサージで乳管を開通させるものです。
赤ちゃんが生まれていざ母乳を飲ませようとした時に、母乳が作られていても、通り道が狭ければ母乳はなかなか出てきてくれません。
※乳腺とは
乳腺は、乳頭を中心に放射線状に広がる「乳腺葉」の集合体のことです。
「乳腺葉」は母乳をつくる「小葉」と母乳を乳頭まで運ぶ「乳管」から成り立っています。
※乳管とは
母乳が流れてくる管のことです。
乳頭の先を見ると、点々がみえるかもしれませんが、母乳が通ってきた乳管はとても細く、普通は肉眼ではみることができません。
母乳は乳管から出てきます。
普通は十数本ですが、多い人では20本以上開口しています。
基本的には赤ちゃんが吸うことで乳管は開通するのですが、よりスムーズに乳管を開通させるには、マッサージをして母乳の通り道を作ってあげるとより良いのです。
この通り道をつくるマッサージが乳管開通マッサージです。
乳管開通する方法は?
次に乳管開通の方法についてご説明します。
乳管開通マッサージの方法
- 乳頭から乳輪をまでを親指、人差し指、中指の3本でつまみ、ひねって引っ張り、指を離します。
- これを何度か繰り返します。
- 2、3本の指で色々な方向から、乳輪~乳頭部分を優しく少しずつ揉みほぐします。
基本的な流れは上記の方法になりますが、特に細かな決まりはありませんので、色んな方向にねじったり、伸ばしたり、揉みほぐして、マッサージをしてみましょう。
だから一気にするのではなく、少しずつ始めるのよ。
乳管は血行がよくなることで開きやすくなるので、入浴時や入浴後に行うのがおすすめです。
ただし乳管開通マッサージには注意点もあります。
- お腹が張ってきたら中止してください。
- 切迫早産の人は医師に確認してから始めてください。
乳頭を刺激すると子宮が収縮しやすくなりますから、張りを感じたらマッサージを止め、様子を見ながら行うことが必要です。
無理は絶対にだめ!!
乳管開通は産後のお母さんと赤ちゃんのためにやっていることなので、無理をせず自分の体調に合わせて行ってくださいね^^
乳管開通の時期は?いつからするの?
乳管開通マッサージを始める時期は、安定期に入った後の20週頃からが目安です。
産院によって週数に差がありますが、平均20週頃になります。
マッサージで乳頭を刺激すると、子宮が収縮しやすくなりますので、胎盤が完成していない流産の危険性が高い妊娠初期には、乳頭への刺激は避けましょう。
ですから比較的流産や早産の危険性が少なくなった安定期に入ってから、自分のお腹の状態や妊娠経過などと相談しながら徐々に始めるようにしましょう。
まだまだお産までには時間がありますから、焦らず、落ち着いてから行えば十分ですよ。
心配であれば病院に相談してから始めることね^^
また産院によっては、臨月からの乳頭マッサージを指導するところもあるようです。
37週以降は赤ちゃんはいつ生まれても大丈夫な時期であり、安全を取って臨月からとしているのですね。
基本的には、通っている産院の決まりに合わせて、マッサージを始めるようにしましょう。
また36~37週以降は、お腹が張っても1日何回でもマッサージをしていただいて大丈夫です。
切迫早産などでできなかった方も、後半に頑張れば挽回できますので、正期産の時期に入ったら、マッサージを積極的に頑張りましょう!
乳管開通は出産前に?その方がよい理由はこちら!
ではここからは、産前から乳管開通マッサージ行う理由について説明していきます。
どうしてですか?
実は、乳管開通マッサージは有効性がはっきり分かっていない部分も多く、「妊娠中からマッサージをする必要性はない」としている専門家もいます。
ですが助産師として様々な方の授乳の様子を見てきた経験上、やはり産前からのマッサージは大切です。
全くマッサージが出来ていない人は、乳頭がかなり硬く伸びも悪いです。
口の小さな赤ちゃんにおっぱいを吸わせるには、柔らかい乳頭と乳輪を準備しておくことがとても大切なのです。
乳頭開通マッサージは、このように乳頭を柔らかくしておくという効果もとても大きいです。
産後数日赤ちゃんが吸えなかったおっぱいと吸えたおっぱいでは、やはりその後の母乳の出方は変わってきてしまいますよね。
妊娠中からのマッサージで準備をしておき、スムーズな母乳育児のスタートを切りましょう。
その上、乳首が鍛えられて伸びがよくなり、授乳中のトラブルを防ぐ効果もあるのよ。
乳管開通しないと?どうなるの?
産後の乳房のトラブルを予防するために、産前から乳管開通マッサージをすると良いとお話ししましたが、開通していないとどのようなトラブルに繋がりやすいのでしょうか?
①乳頭のトラブル
赤ちゃんがおっぱいを吸う力は想像以上に強いです。
今まで吸われたことのない乳首は刺激に弱いため、切れたり傷ついてしまうことがあります。
母乳が外に出ずおっぱいの張りが強くなってしまうと、乳輪部がむくんんだり、硬くなってしまいます。
そんな中でおっぱいをくわえても赤ちゃんは飲めないため、くわえて滑って‥を繰り返してしまうと、よけいに乳頭が傷ついてしまいます。
②乳房の張りやしこり
産後に乳管が開通していないと母乳が外に出ずに乳房が張り、ママの苦痛は大きくなります。
また古い母乳が外に出ず滞ってしまうと、しこりとしてゴリゴリ残ってしまうことがあります。
③乳腺炎
古い母乳が外に出ず張ったりしこりになってしまうと、乳頭の傷などがきっかけになってそこから乳腺炎になってしまうことがあります。
早い段階で乳腺炎になってしまうと、そこから改善させ、母乳の分泌を増やすまでには時間がかかってしまいます。
このように様々なトラブルを防ぐ為にも、できる範囲で、産前から乳頭のケアをすることが大切です^^
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今回は、乳管開通マッサージについて詳しくまとめました。
マッサージは赤ちゃんのための体作りに大切ですが、必要な栄養を摂って体の中からケアをする事も母乳対策には欠かせません。
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