授乳中の赤ちゃんの症状 PR

母乳のビフィズス菌や乳酸菌って?菌の重要性とは?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

この記事では、母乳のビフィズス菌や乳酸菌、そして母乳から得られる菌の重要性について解説していきます。

もしあなたが、赤ちゃんの腸内フローラや腸内環境について、そして母乳が赤ちゃんの腸内環境に与える影響について興味がある場合は、ぜひ読み進めてくださいね。

 

実は母乳が赤ちゃんの腸内環境に与える影響はとても大きいのですが、まだあまり知られていません。

実際に、ビフィズス菌や乳酸菌という言葉はなんとなく知っていたり聞いたことがある方も多いでしょうが、効果や作用を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?

あなたが妊娠中またはお産直後であれば、ぜひこの記事を参考にしていただき今後の母乳育児に生かしてみてくださいね。

 

 

母乳にビフィズス菌って?どのくらい含まれているの?

母乳にビフィズス菌って?どのくらい含まれているの?

ビフィズス菌とは、腸内細菌のなかの「善玉菌」の一種です。

腸内細菌にはかなり多くの種類があるのですが、ビフィズス菌は1番多い善玉菌です。

 

ビフィズス菌には整腸作用があります。

また腸の粘膜を守る作用などもあり、様々な病気を招く「悪玉菌」から腸を守ってくれます。

ビフィズス菌が減り腸内環境が乱れると、がんや糖尿病、認知症などの発生リスクも高くなると言われているほど…

ビフィズス菌は、とても大切な役割を担っている腸内細菌なんですね。

岬(みさき)
岬(みさき)
良い腸内環境だと、将来も病気になりにくくなるんですね。
我が子のために、良い腸内環境にしてあげたいです。

 

そして母乳には、ビフィズス菌が多く含まれることが分かっています。

母乳栄養の場合、腸内細菌全体の95~99%までビフィズス菌を増やすことができます。

粉ミルクでもオリゴ糖などが添加されており、ビフィズス菌が増えやすい環境にはあるのですが、それでも70~90%と母乳には及びません。

ですから、ビフィズス菌を増やすためには母乳が一番重要なのです。

ちなみに、赤ちゃんの便の色が黄色いことや酸っぱい臭いがすることは、ビフィズス菌が多い証拠なんですよ。

 

いかがでしょうか?

母乳は赤ちゃんの腸内環境を整えるとても大切な栄養だということが分かっていただけたのではないでしょうか?

ママの食生活や生活環境で、赤ちゃんに与えられるビフィズス菌の量が変わってくるため、バランスのいい食事を1日3回摂ることを心がけてくださいね。

ねね先生
ねね先生
母乳を与えることだけでメリットは大きいけど、ママもバランス良く食事を摂ることを心がけるのよ。

 

 

母乳に乳酸菌って?どのくらい含まれているの?

母乳に乳酸菌って?どのくらい含まれているの?

乳酸菌も、ビフィズス菌と同じ「善玉菌」の一種です。

昔はビフィズス菌も乳酸菌の一種とされていたのですが、現在は別の働きをしていることが分かり区別されています。

 

腸内はビフィズス菌が生息しやすい環境なので、特に母乳を飲んでいる赤ちゃんの腸のほとんどはビフィズス菌です。

ですから乳酸菌は量としては多くはないのですが、乳酸菌も実はとても重要な役割を担っています。

 

なぜなら、ビフィズス菌のサポートをするのが乳酸菌だからです。

ビフィズス菌が生息しやすく、悪さをする悪玉菌の繁殖を抑える働きをしています。

岬(みさき)
岬(みさき)
ビフィズス菌を増やすためには、乳酸菌が必要なのですね。

 

また乳酸菌には、免疫力をあげる効果もあります。

アレルギーの予防や、虫歯・歯周病の予防などにも効果があると言われています。

乳酸菌も、ママの食生活や生活習慣で赤ちゃんに与えられる量が変わってくるため、バランスのいい食事を心がけましょう。

 

 

母乳の菌って重要なの?詳しく解説!

母乳に乳酸菌って?どのくらい含まれているの?

ここまで読み進めていただいたあなたは、良い腸内環境をつくることの重要性を実感していただけたでしょう。

実際に、ミルク栄養の赤ちゃんと母乳栄養の赤ちゃんを比べると、

・壊死性腸炎

・乳幼児突然死症候群

・2型糖尿病

・喘息

・感染による乳児期の入院

・胃腸炎

・急性中耳炎

・アトピー性皮膚炎

などのリスクが母乳栄養児では大きく減ります。

母乳を与えることで赤ちゃんの免疫力がずいぶん上がるのですね。

 

さらに妊娠中や授乳中に味噌や納豆・ヨーグルトなどのプロバイオティクスを摂取していると、母乳中のIgA濃度が増えるというデータがあります。

IgAとは免疫物質の一種で、外から入ってきた病原体の力を弱める働きがあります。

IgAとは

特定のウイルスや細菌に反応するのではなく、様々な種類の病原体に反応する守備範囲の広い抗体です。

ぜひ妊娠中からプロバイオテックスを摂ることを意識してみてはいかがでしょうか?

詳しくはこちらの「乳酸菌B240研究所」を参考にしてみてください

 

また赤ちゃんの腸内環境は、生まれるまでは無菌状態で、生まれてから作られていきます。

離乳などを経て徐々に大人の腸内環境になっていくのですが、多少の変化はあっても哺乳期に得た腸内環境が大きく変わることはありません。

ですから、母乳で良い腸内環境を得ることができるとそれは生涯不変なのです。

ヨーグルトなどの乳製品を摂取すると、一時的に腸内環境は変わりますが、やめるとすぐに戻ってしまいます。

ですから、いかに哺乳期に良い腸内環境を作るかが大切なのです。

岬(みさき)
岬(みさき)
母乳で良い腸内環境を作れば、これが一生続くんですね。
母乳を飲むことは、将来のためにもとても大切なんですね。

 

良い腸内環境は、大人になってからも赤ちゃんを様々な病気から守ってくれるものになりますから、ぜひ赤ちゃんへのプレゼントにしてあげましょう。

 

 

今回のまとめ

 

今回は、母乳のビフィズス菌や乳酸菌、そして母乳から得られる菌の重要性について解説してきました。

 

この記事では、母乳の大きなメリットを実感していただけたのではないでしょうか。

良い腸内環境を作ることは、乳児期の病気を防ぐことだけでなく、一生涯病気から守ってくれるものです。

そして、これは母乳を飲むことが一番大切なのです。

 

絶対に完全母乳じゃないとだめだということはありませんが、実際に母乳のメリットは大きいです。

あなたがもし、母乳でいこうかな、できれば頑張りたいなと思っているのであれば、ぜひ助産師などの力を借りながら母乳育児を頑張っていただきたいです。

 

今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

ABOUT ME
かおりさん
助産師・保健師・看護師の免許を持っています。 総合病院の産婦人科病棟で5年勤務し、現在は産科クリニックで勤務しています。保健センターで勤務した経験もあるので、幅広い視野で妊娠中~育児中のお母さんをサポートしたいと思っています。