この記事では、授乳中のさしみ・お寿司などの生ものは良いのかについて、さらには授乳中の生野菜も問題ないのかについてもご紹介します。
- 授乳中って生ものは大丈夫なの?
- 食中毒って大丈夫なの?
- お寿司が食べたいけど、授乳中食べてもいいの?
- 妊娠中と一緒で控えるべき?
こんなお悩みをお持ちのお母さんに合った内容になっています☆
授乳中に生の食べ物を食べることについて気になっておられる場合には、ぜひ読んでみてくださいね^^
妊娠中は、刺身・お寿司などは控えるほうが良いと言われているため、妊娠中は生ものを控えていたというママも多いでしょう。
では、授乳中はどうなのでしょうか?
授乳中の生魚は食べてもいいのか、また食べるときの注意点、気になる感染症についてや、生野菜についても加えてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
母乳の食事で生ものは?刺身やお寿司は食べてもいいの?
授乳中のお刺身やお寿司についてご紹介します。
妊娠中には水銀の影響を考え一部の魚を制限したり、食中毒の予防のために生魚を控えておられた方も多いでしょう。
では授乳中は生のお魚はどうなのでしょうか?
授乳中は、刺身やお寿司を適量であれば食べても大丈夫です。
むしろ魚にはEPAやDHA、良質なたんぱくを含んでいるので魚を食べるメリットはかなりたくさんあります。
厚生労働省も授乳中の魚介類について以下のように答えています。
問3 授乳中の母親も、魚介類の摂食に注意すべきですか。
魚介類は良質なたんぱく質を多く含み、EPA、DHA等の高度不飽和脂肪酸がその他の食品に比べ一般に多く含まれ、また、微量栄養素の摂取源である等重要な食材です。今回の注意事項の見直しが、魚介類の摂食の減少につながらないよう正確な御理解をお願いします。
引用:厚生労働省 妊婦への魚介類への摂取と水銀に関する注意事項の見直しについて
↓授乳中の生卵に関してはこちらの記事で詳しく解説しています☆
気になる方はご覧くださいね♪
魚介類は?摂取量に注意が必要!
先程お刺身やお寿司を食べても大丈夫とお伝えしましたが、食べ過ぎには注意が必要です。
なぜなら、生魚を食べ過ぎると次のような影響が出る可能性があるためです。
- 母乳が詰まりやすくなる
- 母乳の味が変わる
それぞれご紹介していきます☆
①母乳が詰まりやすくなる
生魚は身体を冷やします。
たくさん食べ過ぎると体の冷えに繋がり、血行が悪くなり母乳の流れが滞ってしまう可能性があります。
また、いくら、トロやマグロ、サーモン、さんまなどは脂質を多く含んでいます。
脂質を摂り過ぎると乳腺炎の原因になる可能性があります。
ですが、「マグロ・サーモンなどは食べないほうが良い」というわけではありません。
同じ魚に偏らないようにし、タイやアジなどの白身の魚も選ぶようにすると良いでしょう。
②母乳の味が変わる
生魚(特に臭いの強い鯖など)を食べ過ぎると、母乳が青臭くなる場合があります。
基本的には、食事による母乳の味の変化は、赤ちゃんが色々な味覚を経験したり、臭いを経験をすることとなるので、成長においてとても良いことです。
ですから、味が変わるからと控える必要はありません。
食べ過ぎに注意しながら食べるようにしましょう。
お魚でも脂質が多いと乳腺炎の原因になるのですね。
生ものに含まれる水銀って?危険なの?
食べて良いと言われても、水銀や食中毒のことなども気になりますよね(>_<)
次は授乳中の水銀の移行についてご紹介していきます。
まず、授乳中の水銀についてご紹介します。
授乳中の水銀の移行について厚生労働省が発表しています。
問3 授乳中の母親も、魚介類の摂食に注意すべきですか。
1.食品健康影響評価では、母乳を介して乳児が摂取する水銀量は低いことが示されています。
引用:厚生労働省 妊婦への魚介類への摂取と水銀に関する注意事項の見直しについて
生魚に多く含まれる水銀ですが、母乳を通して移行する量はとても少ないです。
妊娠中と比べると赤ちゃんへの影響はずいぶん少ないですから、妊娠中に気を付けていた方も、産後は少し緩く考えるようにしましょう。
基本的には、水銀が母乳に移行することについては気にしなくても大丈夫ですよ。
生ものの食中毒って?赤ちゃんは大丈夫?
次に食中毒についてでご紹介します。
生もので怖いのは食中毒ですよね(>_<)
食中毒にかかった場合には赤ちゃんに移ってしまわないのかと不安になりますよね。
ですが、ママが食中毒にかかった場合でも、母乳を通して赤ちゃんに食中毒の菌が移ることはありません(^^)
なので、食中毒が心配だからと生魚を避ける必要はありませんよ!
また、万が一食中毒にかかった場合も授乳を続けても大丈夫ですよ。
ただ、ママが食中毒のため嘔吐や下痢をしているとママの身体の水分が減り、母乳の出が悪くなることがあります。
また接触感染で、赤ちゃんに移ってしまう可能性もあります。
食中毒にならないように、生魚を食べるときには鮮度の良いものを食べるようにしましょう。
食べ過ぎには注意して、さしみやお寿司を楽しみましょうね。
ただ、食中毒になるとママもしんどいから新鮮なものを食べるようにするのよ!
授乳に生野菜は?問題ないの?
授乳中の生野菜についてご紹介します。
授乳中に生の野菜は基本的には食べても大丈夫です。
ただ、サラダなどによく使われる野菜は身体を冷やす効果があります。
特に身体を冷やす効果がある野菜は、トマトやキュウリ、なすなどの夏野菜です。
ですから、生野菜ばかりを食べ過ぎないように注意しましょう。
また他の理由でも、生野菜より調理をするほうがおススメです。
それは、授乳中も妊娠中と同様に野菜はたくさん食べる必要がありますが、調理したほうが食べやすく量がたくさん食べられるからです。
生野菜で食中毒って?危ないの?
生の野菜に関して、食中毒に関してもお伝えしておきます。
生野菜の摂取はトキソプラズマ感染の可能性があったり、調理過程(生肉などに触れる、菌の付いたまな板や包丁などに触れるなど)で菌に感染する可能性があります。
しかし生魚と一緒で、ママが食中毒になっても赤ちゃんに食中毒の菌が移ることはありません。
ただしママ自身の予防・触感染の予防のために、生の野菜を食べるときにはしっかりと洗う、肉や魚と分けて保存するなどして食中毒を防ぐようにしましょう。
また、調理する前や肉などを触った後には手をしっかりと手洗いをしましょう。
生の肉や魚を調理した調理器具を分ける、または生肉や魚を調理する前に生野菜を調理するなどして、菌が移らないようにすることも大切です。
また、食中毒にも注意が必要ね。
生ものを食べる時には注意が必要!
今回は、授乳中のさしみ・お寿司などの生ものは良いのかについて、さらには授乳中の生野菜も問題ないのかについても詳しくご紹介しました。
授乳中は、基本的には、お刺身などの生ものや生野菜は食べられます!(^^)!
妊娠中ほど生ものに気をつけなくても大丈夫ですので神経質になりすぎないでくださいね☆
ただし、今回ご紹介したように、食べ過ぎると母乳に影響が出る場合があるので注意しましょう。
また、生ものを食べるときには鮮度や保存方法に注意して、新鮮な物を選ぶようにしてくださいね。
授乳中の生ものについてぜひ参考にしてみてください^^