母乳マッサージ(産前) PR

母乳はいつからたくさん出る?マッサージで量は?ケアの9個のポイントも紹介!

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今回の記事では、母乳はいつからたくさん出るのか、母乳マッサージで母乳の量は増えるのか、母乳がたくさん出るようにするためのケアについてご紹介します。

もしあなたが、母乳の分泌について、乳房・乳頭のマッサージについて、母乳分泌を増やすための方法について興味がある場合は、ぜひ読み進めてみてくださいね。

 

初めての母乳育児は、分からないことがたくさん出てきて、多くの方が母乳の量などについて悩まれることと思います。

 

「母乳がしっかりと出ているのか?」

「母乳の量は増えているのか?」

「母乳を出すためにはどうしたらいいのか?」

など、たくさんの不安や疑問を抱えておられるのではないでしょうか?

 

ぜひこの記事が、母乳育児に前向きになれたり、不安が少しでも軽減するきっかけになれば嬉しいです。

 

母乳マッサージはいつから?費用や時間は?服装はどんな格好でいけばいい?疑問に答えます!
母乳マッサージはいつから?費用や時間は?服装はどんな格好でいけばいい?疑問に答えます! 今回の記事は、母乳マッサージはいつからするのか、母乳マッサージの時間や費用、母乳マッサージに行くときの費用についてご紹介していき...

 

 

母乳はいつからたくさん出る?

母乳はいつからたくさん出る?

母乳がたくさん出てくる時期についてあなたは知っていますか?

母乳がいつ頃から増えてくるのかなんて、普段授乳をしていてもなかなか分からないものですよね。

 

実は、いつから母乳が増えるのか?については個人差がとても大きいです

早ければ産後1週間ぐらいでピューピューと出てくることもありますが、1カ月ぐらいでやっと母乳が出始める場合や、数か月かかってから出始めることもあります。

 

まず母乳の分泌が始まる時期は、産後2~3日頃からです。

ですから、入院中に母乳だけで授乳が可能になるくらいよく母乳が出るお母さんは、あまりいません。

退院後も産院や助産院で相談しながら母乳に向けて取り組んだり、退院してから母乳がよく出るようになり母乳だけでいけるようになったというお母さんはとても多いです。

特に初産婦さんであれば、母乳の分泌は経産婦さんよりも遅い傾向にあります。

 

またお母さんの乳房や乳頭の状態、赤ちゃんの哺乳の力や哺乳意欲などによってもかなり差が出てくることになります。

ですから他のお母さんと比べて落ち込んだり、焦る必要は全くありません。

赤ちゃんとのタイミングを合わせることを第一に、焦らず母乳育児に取り組んでいきましょう。

 

ねね先生
ねね先生
いつからかは個人差があるから一概には言えないわね。

 

繰り返しになりますが、母乳の出方は人それぞれです。

しかし、赤ちゃんにしっかり母乳を吸わせていれば、ほとんどの人は母乳が出るようになります

出ないことにストレスを感じていても、そのストレス自体母乳分泌にはよくありませんから、あまり気にしないようにして、母乳の量を増やすために出来るケアを徐々に進めて行きましょう^^

 

 

母乳マッサージで母乳量は?変わるの?

母乳マッサージで母乳量は?変わるの?

あなたは、「母乳マッサージで母乳量が増える」と聞いたことはありませんか?

これが本当のことなら、今母乳量で悩んでいるママはとても嬉しいですよね!

 

岬(みさき)
岬(みさき)
母乳マッサージをすると本当に母乳の出がよくなるのかは…疑問です。

 

まず母乳マッサージには2種類あります。

一つは乳房全体のマッサージ、そしてもう一つは乳頭のマッサージです。

 

まず乳房のマッサージは、乳房の循環を良くすることが目的です。

特に産後浅い時期は、まだ母乳が外に出るまでの流れが上手く確立せずに、乳房が張ってパンパンになることが多いです。

そのときに乳房のマッサージをすると、循環が改善し、結果として母乳の分泌を促すことが可能となります。

 

そして、乳頭へのマッサージは、乳頭を柔らかく伸びを良くすることが目的です。

これは授乳前に毎回行っていただきたいマッサージです。

赤ちゃんが母乳をうまく吸えるようになるため、そして分泌が良くなるためにとても重要なステップです。

 

しかし、母乳マッサージさえしておけば母乳が出てくるというわけではありません。

 

ねね先生
ねね先生
母乳マッサージで母乳が出やすい乳房を作ることはできるけど、それだけで母乳が増えるわけではないのよ!

 

確かに、母乳マッサージは母乳を増やすためには有効なケアです。

しかし同時に、赤ちゃんにおっぱいをたくさん吸ってもらうことが最も重要です。

またそれ以外にも必要であれば、お母さんの生活の見直しもできるとより理想的です。

 

次の項目で解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

母乳マッサージのケア!たくさん出るようにするためにできることはこの9つ!

母乳マッサージのケア!たくさん出るようにするためにできることはこの9つ!

ここでは、母乳がたくさん出るようにするための9つのケアについてご紹介していきます。

ぜひ参考にして実践してみましょう!

 

母乳が出るようにするためのケア
  1. 頻回授乳
  2. 身体を暖める
  3. 水分をたくさん取る
  4. 休息をとる
  5. ストレスをためない
  6. 正しい授乳姿勢と方法をマスターする
  7. 肩こりや腰痛予防の運動、適度な運動
  8. 食事に気をつける
  9. 母乳外来に行く

 

では、それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

頻回授乳

1つ目は頻回授乳です。

頻回授乳の基本的な方法は、赤ちゃんが泣いたら、欲しがるだけ母乳を飲ませることです。

 

生まれたときから3時間毎の授乳と考えておられる方も多いかもしれませんが、実際はもっと回数が多いことも珍しくはありません。

実際に、新生児期の授乳は平均9~13回と言われるほどで、1時間毎に泣くことも普通のことなのです。

ですから、「1時間でまた泣いた」「3時間寝てくれない」と悩まずに授乳をしていきましょう。

1日に何度も何度も母乳を吸わせることで、母乳を分泌するホルモンやしくみが確立しますので、最初は頻回授乳を頑張ることが大切です。

徐々に赤ちゃんも吸うことが上手になり、また身体も少しずつ大きくなっていくと、1回に飲む量が増えていき、3時間毎の授乳に近づいていきますので、安心してくださいね。

 

ただし、頻回授乳はママに負担となってしまいますよね。

私も頻回授乳していましたが、昼も夜も関係ないため、寝不足でかなり大変でした。

また、慣れないのに何度も吸わせていると、乳頭が切れたり傷ついてしまうこともあります。

 

ですから、ポイントは1回の授乳時間を長くしないことです。

ダラダラあげていても、赤ちゃんはあまり飲んでいないことも多いですから、20分程度で切り上げるようにしましょう。

特に新生児期の間に、頻回授乳を頑張ることが母乳分泌に大切ですので、泣いたらあげる頻回授乳を頑張ってみてもらいたいと思います。

 

ただし場合によっては、必要があればミルクを足してあげることも必要です。

赤ちゃんの体重が増えていること、おしっこが1日5~6回以上出ていることなどが、母乳が足りているサインですので、これらはチェックしてあげてくださいね。

しかし、不必要なミルクは授乳の機会を減らしてしまい、母乳分泌が減る原因となってしまいますので、体重や排泄が問題ないようであれば、頻回授乳をぜひ頑張ってみましょう。

 

ねね先生
ねね先生
母乳をメインにして、ミルクは母乳が足りない時の補助として使うといいわ!

 

 

身体をあたためる

母乳はお母さんの血液からできていますので、血流がよくなると乳房の血流もよくなり、母乳が作られやすくなります。

ですから、身体を温めて血流を良くすることが必要です。

 

身体をあたためる方法としては、

  1. 薄着をしないこと
  2. 3つの首(手首・足首・首)をあたためること
  3. お風呂に入ること

などがあります。

 

具体的には、靴下で足先の冷え対策をしたり、お風呂で湯船に浸かることなどがおススメです。

ただ産後しばらくは湯船には入れないので、足湯をしたり、シャワーを肩に長めに当てたりして血流を良くしてみてくださいね^^

他にも蒸しタオルであたためるという方法もあります。

詳しく知りたい場合はこちらを参考にしてみてくださいね。

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岬(みさき)
岬(みさき)
血流を良くするということが大切なんですね~。
そのためには、身体を温めるといいんですね!

 

また、血流をよくするためには強い締め付けもよくないので、きつめのブラジャーなどは避けましょう。

 

 

水をたくさん取る

母乳はママの血液から作られていると先ほどもお話しましたが、その時に母体から水分がたくさん取られてしまいます。

ですから、しっかりと水分を取ることが、次の母乳分泌に向けて大切なのです

その目安量は1日2~3Lです。

 

「こんなに飲めるのかな…」と感じるかもしれませんが、授乳中はとにかく喉が渇きます。

飲んでも飲んでも喉が渇くので、私も3Lぐらいは飲んでいました。

「喉が渇く」ということは水分が足りなくなっている証なので、喉の渇きを感じる前にこまめに水分をとるよう心掛けましょう。

 

また、産後は膀胱炎や腎盂腎炎になりやすいので、その予防のためにも水分をしっかり飲むことは大切です。

ですから、おっぱいが張って辛い場合や母乳がよく出るようになってきたときも、水分は制限せずに、普段通りの量をこまめに飲むようにしましょう。

 

ちなみに、冷えたものを飲むと血流が悪くなるので、できれば常温か温かい飲み物を飲むようにしてくださいね。

 

また、カフェインも控えめに取るようにしましょう。

母乳からカフェインが赤ちゃんに移行するということもありますが、カフェインにはせっかく摂取した水分をおしっこで出す(利尿)作用があるためです。

 

せっかく水分を取るなら母乳に良いお茶などを取り入れた方が効果がありますので、こちらも合わせて確認してみてくださいね。

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休息や睡眠をしっかり取る

産まれてすぐのころの授乳は、夜も3時間間隔、あるいはそれ以上の授乳となりますのでママも睡眠不足になってしまいますよね。

しかし、睡眠や休息をとることも母乳にとっては大切です。

 

睡眠不足が続くと、プロラクチンというホルモンが出にくくなってしまいます。

ですが、一方で夜の授乳は昼間の授乳よりプロラクチンが増えやすい効果もあると言われています。

夜に授乳を頑張ったほうが母乳分泌が確立しやすいということなのです。

実は、赤ちゃんが夜によく泣いて起きてしまうのはその効果を分かっているから、とも言われています。

 

ですから可能な範囲で夜も授乳を頑張っていただき、赤ちゃんが寝ている昼間に一緒に横に寝たりし、少しずつでもいいので睡眠時間を確保するようにしましょう。

家族に赤ちゃんのお世話を任せて横になったりし、周りにも頼ってくださいね。

 

ねね先生
ねね先生
夜は長い時間は寝られないので、他の時間帯で少しでも休息をとることが大切よ!

 

 

ストレスをためない

ストレスは、母乳分泌の大敵と知っていましたか?

ストレスは母乳が出にくくなってしまう原因になります。

 

今もしあなたが母乳が出ないことを気にしすぎていると、それもストレスになってしまい、さらに母乳が出にくくなる…という悪循環を起こすこともあります。

「全くミルクを与えない」「授乳以外に搾乳も頑張る」などあまり無理をしてしまうと、疲労も重なり母乳分泌にも悪影響ですから、ストレスを抱えてまで、母乳量を増やすケアや方法の全てをを無理に続ける必要はありません。

自分に無理のない程度にリラックスしながら、母乳のケアなどを少しずつ生活に取り入れていきましょう。

 

また、ママは慣れない育児で、知らない間にストレスを感じています。

子どもが産まれて色々と初めてのことばかりで上手くいかないのは当たり前ですから、赤ちゃんと一緒にママも少しずつゆっくり成長していけば良いのだということを心に留めて、気持ちを楽にして日々を過ごしましょう。

 

そして必要不可欠なのが、周りの人の協力です

周りが良かれと思って「これしたら、あれしたら」と言われてしまう事も、あなたのストレスになってしまうかもしれません。

もし気になっている場合は、おばあちゃんおじいちゃんやパパにも、あなたがストレスに感じている事を正直に話して、ストレスがかかると母乳が出にくくなるということを分かってもらうようにするといいですね。

 

また市町村の育児相談に参加したり、友達と会うなど、少しでも話を聞いてもらえたり、ストレスを発散できる場を見つけておくといいですよ!

 

岬(みさき)
岬(みさき)
母乳にストレスは大敵なんですね。
日々の生活の中でも少しずつリラックスできる方法を見つけるようにします!

 

 

正しい授乳姿勢

正しい姿勢で授乳することも、とても大切です。

崩れた姿勢で授乳していると、赤ちゃんがおっぱいに深く吸い付けなくなってしまい、有効に母乳を飲めないことがあります。

また、ママも辛い姿勢を続けていると肩や腕へ負担がかかり、肩こりなどによって母乳が出にくくなることもあります。

 

正しい授乳姿勢を作るようにしましょう^^

 

 

肩こりや腰痛予防の体操や適度な運動をする

肩こりや姿勢が悪いと血液循環が悪くなり、母乳の分泌が悪くなる原因となります

また、産後は育児で肩や腰が痛くなることも多く、それが母体へのストレスとなってしまいます。

 

ですから、肩こりや腰痛予防の体操・散歩などの適度な運動をするとよいでしょう。

適度な運動は気分転換にもなりますし、リラックス効果もあります。

また産後の回復も早める効果があります。

 

もちろん急にハードな運動をする必要はありません。

特に帝王切開だった方は、傷口が痛む間は腹筋を使うような体操は避けてくださいね。

日常の生活の中にストレッチや簡単な体操などを少しずつ取り入れてみましょう。

 

岬(みさき)
岬(みさき)
赤ちゃんと散歩ができるようになったらママもいい気分転換になりますし、母乳の分泌も促進されて一石二鳥ですね!

 

 

食事に気をつける

食事と母乳の関係については色々な意見がありますが、関係があることは分かっています。

母乳を出やすくするために取り入れたいのは、

  • 根菜類を食べる
  • ご飯をたべる(できれば雑穀もまぜる)
  • 「マゴワヤサシイ」などの身体に良いものをとる

などです。

 

まず根菜類には、身体を温める働きがあります。

 

そして、「マゴワヤサシイ」は健康番組などで聞いたことがありませんか?

それぞれが食材の頭文字になっていています。

→マメ
→ゴマ
→ワカメ(海藻類)
→野菜
→魚(魚介類)
→しいたけ(キノコ類)
→いも(いも類)

 

ご存知のように、日本人に昔からなじみのある和食に、「マゴワヤサシイ」の食材がよく使われています。

ですので、基本的には和食中心の食事が理想です

 

また油や乳製品などの取りすぎは、母乳の質に影響を与えてしまうことがあります。

全く影響の出ない人もいますが、体質によっては母乳の質が大きく変わってしまい、ひどい場合は乳腺炎に繋がってしまうこともあります。

ストレス発散のために、時にはお菓子類も必要だとは思いますが、偏りすぎや食べ過ぎには注意してくださいね。

 

まずは、1日3食バランスのいい食事をとることを意識しましょう。

 

ねね先生
ねね先生
母乳はママの血液から作られ、ママの血液はママの食べたものから作られるから食事も大切になってくるのよ。

 

 

母乳外来に行く

最後になりますが、母乳のことでもし悩んだら母乳外来にいくことをおすすめします。

母乳が出ない中で、一人で頑張るのはとても大変なことです。

ですからそういう場合は、ぜひ母乳外来や母乳ケアを行っている助産院を頼りましょう。

 

「母乳外来はマッサージをするところ」というイメージもあるかもしませんが、母乳外来ではママへの授乳方法の指導や、母乳育児の指導・相談なども行っています。

そして、必要であればママの乳房の状態に合わせた母乳マッサージを受けることができるのです。

母乳のプロに悩みを聞いてもらうだけでも、ストレスや不安も軽減できるかもしれません

 

岬(みさき)
岬(みさき)
マッサージをしてもらって母乳を出すようなイメージしかありませんでした!

 

乳頭マッサージは自分でできても、乳房のマッサージを自分で行うことはかなり難しいものです。

ぜひお産前から、かかりつけの産院で母乳外来をしているのか、産後に頼れる助産院が近くにあるのかを探しておくと良いでしょう。

 

ねね先生
ねね先生
プロのマッサージを受けるのに通うというのも正解だけど、プロの指導やアドバイスがもらえたり相談できるととても楽になるわ!

 

ここまで母乳が増える方法について色々とご紹介してきましたが、この中の全てのことをすぐに実践するのは大変です。

生活の中で取り入れられそうなものから少しずつ取り入れて、あなたの無理のない範囲で実践してみてくださいね。

 

 

今回のまとめ

 

今回は、母乳はいつからたくさん出るのか、母乳マッサージで母乳の量は増えるのか、母乳がたくさん出るようにするためのケアについてご紹介しました。

 

母乳がたくさん出始める時期は個人差があるので、焦らずにケアをしていきましょう。

全てをすぐに実践するのは大変なので少しずつ生活に取り入れてみてくださいね。

 

慣れない育児で大変ですが、お母さんも息抜き出来る時間を作るように家族の人に協力してもらい、少しずつ母乳育児に慣れていってください☆

 

ABOUT ME
かおりさん
助産師・保健師・看護師の免許を持っています。 総合病院の産婦人科病棟で5年勤務し、現在は産科クリニックで勤務しています。保健センターで勤務した経験もあるので、幅広い視野で妊娠中~育児中のお母さんをサポートしたいと思っています。