この記事では、妊婦の母乳はいつから出るのかについてと、妊婦で母乳が出たときの対処法について、さらに、妊娠中から出来る母乳ケアや、母乳が出やすいお茶についても詳しくお話します。
- 妊娠中の母乳が出る時期がわかる
- 妊娠中に必要な、母乳に良いケア方法がわかる
- 母乳に良いお茶がわかる
妊娠していると「妊娠中に母乳がでた」という話を聞いたり、情報として知る機会も多いです。
そしてそのとき、もし自分が母乳が出ていないなら不安になったりします。
他に母乳が出た人がいると聞いたら、私はいつから出るのかな?と、ついつい気になってしまいますよね(>_<)
また、いざ母乳が出てきたら、どのようなケアをしていけばいいのかわからないので、そちらも悩みます(;^ω^)
妊娠中はどんな母乳ケアが必要なんでしょうか?
でも、出たら出たで、どうしたらいいのかわかりません。
さらに、そんな中でもよく聞く「母乳が出やすいお茶」についても、本当に良いのかわからないので取り入れてもいいか悩むところです。
母乳育児をしたい、母乳を早くから出せるようにしたいと思っているなら、ぜひ読み進めてくださいね♪
妊婦の母乳はいつから?
まず、妊娠中に母乳がいつから出るのかについてお話ししていきます。
妊娠中に母乳が出る場合、いつから出る可能性があるのかについては、個人差はありますがだいたい、妊娠中期(妊娠5~7カ月)くらいです。
血行が良くなり乳腺が発達して、乳頭から透明だったり少し黄色味がかった分泌液が出ることがあります。
妊娠5カ月 乳房はさらに大きくなり、青すじがでたり、乳輪部や乳頭の色が濃くなることも、乳腺の発達により、乳頭から分泌液がにじむ人もいます。
妊娠中期は、産後に母乳を出すための母体、身体に変わってきているということですね。
ただ、必ずしも母乳が出ないといけないわけではありませんから、出ない場合も心配しないでください。
妊婦なのに母乳が出た!その時の対処法3つ☆
次に、妊娠中に母乳が出たときにどうすればいいかわからないと困るので、その対処法をお話ししていきます。
妊娠中に母乳が出た場合、下記のケアをしていきましょう。
- 母乳パッドを使う
- 清潔にする、乳カスは取っておく
- 刺激はしない
では、次にそれぞれ詳しく説明していきます。
①母乳パッドは必要なの?理由は?
まずは母乳パッドを使いましょう!
母乳が出ているままだとお母さんの下着や服が汚れてしまいますので、母乳パッドを当てましょう。
汚れたままでは乳頭が不潔になってしまいますし、下着や服が汚れるほど母乳が出ているとやはり気持ちが良いものではありません。
母乳パッドは、ドラッグストアや赤ちゃん本舗や西松屋などの子ども用品店、インターネットなどで購入できます。
母乳育児をしたいと考えているなら、産後、母乳をあげていないときなど授乳ブラの間にいれて使用しますので、産前の今から購入しておいても大丈夫です。
↓こちらは使い捨てのタイプになりますが参考にご覧ください☆
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②清潔が大切?!乳カスは取るべき?
清潔にして、乳カスは取っておくことも必要です。
乳頭は産後赤ちゃんがくわえるところなので、妊娠中も清潔にしておくことをおすすめします。
乳首は、出産後赤ちゃんとおっぱいが接する大切な部分です。そのため妊娠中は常に清潔に保っておけると良いですね。
妊娠中、乳首から粘り気のある透明~淡黄色の分泌液が出ることがありますが、自然なことで心配ありません。ただ、分泌物は粘り気があるので、乾燥してかさぶたのようになり、栓や塊として付着してしまうことがあります。無理に取ろうとすると、傷がついたり、感染の原因になることもあります。入浴前にオイルを浸したコットン等を貼り、ラップをかけるオイルパックをした後に、綿棒などで拭き取るなど、工夫をしてみましょう。
引用:妊娠中の胸のトラブルと対処法、やっておきたいケアについて【医師監修】
↑にも書いてあるように、母乳が出てしまい乳カスがついている場合は、無理のない範囲で取り除いて乳頭を清潔にしましょう。
↓のような100%無添加オイルを使ってケアするのもおすすめです^^
ちなみに乳カスとは、母乳が出た後に乳首の周りに付いている「白いカス」のようなもののことです。
乳カスは硬くへばりついていたり、乳腺の奥に入り込んでいることも多いため、お風呂場やオイルマッサージなどで軟らかくしてから、丁寧にやさしく洗ってくださいね!
↓詳しい乳カスの取り方はこちらに載せてありますので参考にしてみて下さいね!(^^)!
③刺激を避けるには?どうするの?
乳首への刺激は避けましょう!
妊娠中には、搾乳などの乳首への刺激となることは極力やめるようにしましょう。
母乳が出ていると、妊娠中から搾乳をしておいた方がいいと考えるかもしれませんが、妊娠中は搾乳する必要はありません。
母乳がでている場合は、布などでやさしく拭きとって清潔にしておくだけで十分です。
妊娠中に母乳が出るとそれだけで焦るかもしれませんが、何かする必要はなく、乳頭を清潔にして、あまり触らないようにしてくださいね^^
乳頭は傷つけないように、くれぐれも注意してね。
妊婦の母乳ケアは?どんな方法があるの?
妊娠中に母乳が出た場合のことについて色々とお話ししてきましたが、併せて妊娠中にできる母乳ケアについてもご紹介していきます。
妊娠中でもしっかりとケアすることで、あとが楽になるわ!
妊娠中からできる母乳に対するケアは、下記の3つの内容です。
- 乳腺の開通を促すマッサージをする
- 乳頭を軟らかくする
- 乳房の基底部を柔らかくするマッサージをする
これらは、他の記事でもマッサージ方法などについてはお話ししていますが、母乳育児にとってはとても大切なことです。
では、詳しく見ていきましょう。
①乳腺開通を促すマッサージって?やり方は?
母乳が作られるための準備として、妊娠中からお母さんの乳房や乳腺がだんだん発達してきますが、母乳を作る準備が出来ていたとしても、乳腺が開通していないと母乳は出てきません。
そのため、「母乳がしっかり通る道」を作ってあげる必要があります。
乳腺の先には乳口(乳管の出口)があり、乳管は妊娠前には利用されないので、栓をしたような状態になっています。マッサージはこの栓を取り除いて、乳管の出口をあける役目を果たしています。妊娠中に乳管を開けておくと、産後の授乳がスムーズに進みます。
↑の説明のように、乳腺を開通させるためには乳腺開通マッサージをしていきましょう。
詳しいやり方はこちらの記事で説明していますので、気になる時は読んでみてくださいね^^
②乳頭を軟らかくする!?理由は?
母乳育児は、赤ちゃんが産まれたらすぐに始まります。
産院などにもよりますが、産後数時間くらいの間には母乳を吸い始めるようになります。
ですから、赤ちゃんが母乳を吸い始めるときに乳頭が柔らかくないと、乳頭裂傷などのトラブルにつながりやすいです。
そうならない為にも、妊娠中から乳頭を軟らかくするマッサージをしておくことがとても重要です。
だからこそ、しっかりと乳首を柔らかくしておくことが必要よ。
乳頭や乳輪部が固いと赤ちゃんがうまく吸い付けません。妊娠中から乳頭や乳輪部をマッサージしておくと、赤ちゃんが吸い付きやすい乳頭に変えていくことができます。
③乳房基底部って?軟らかくするとどうなるの?
こちらもとても大切で、乳房の基底部が柔らかくないと母乳がでにくくなります。
そのため、妊娠中から基底部をやわらかくしておくことで産後の母乳育児がスムーズに進みます。
こちらの乳房基底部や乳頭の形についての詳しい内容を↓の記事で説明していますので確認してみてくださいね^^
妊娠中の母乳ケアはとても大切なので、産後に母乳育児をしたいと考えているなら体調に合わせて無理のない範囲でやっていきましょう^^
妊婦の母乳にお茶がいい?それって本当?
最後に、妊娠中の母乳にはお茶が良いのかについてお話ししていきます。
あなたも「母乳が出やすくなるお茶がある」と聞いたことが、一度はあるかもしれません。
どうして母乳とお茶が関係あるのかは、母乳は血液からつくられるので、お母さんの食べ物や飲み物によって母乳がでやすくなること、出にくくなることがあるためです。
それくらい、母乳はあなたの身体の変化に敏感ですし、だからこそ普段飲んでいる飲み物からの影響が大きいです。
4つが母乳育児をしていく上で効果があるお茶です。
参考にしてみて下さいね!(^^)!
- タンポポ茶
- ごぼう茶
- 黒豆茶
- ブレンドティー
次はどうして母乳に良いのか、それぞれ詳しく説明していきます。
①タンポポ茶って?どんな効果?
まず1つ目はタンポポ茶です。
タンポポ茶を飲むと血行が良くなるので、母乳の分泌を促進してくれます。
そしてこのお茶はノンカフェインなので、妊婦でも安心して飲めます^^
もしむくみがひどい場合には、ぜひ取り入れてみるといいわよ☆
助産師おすすめで、ひよこクラブにも載っているタンポポ茶です↓
②ごぼう茶は?繊維が多いってホント?
ごぼう茶も血行を良くしてくれますので、母乳の分泌を促進してくれます。
ごぼうには食物繊維がたくさん含まれているので、妊娠後期から悩むことも多い便秘の解消にもオススメです。
便秘は妊娠中だけでなく、産後も続く場合が多いです。(私がそうでしたから…)
できるだけ食物繊維は取った方が良いのですが、妊娠中はつわりなどもあり、人によってはうまく食事で取れないこともあります。
そんな時でもお茶なら飲みやすいですし、食事の時には必ず水分を取りますので毎日の生活に取り入れやすいですよ^^
産後は赤ちゃんがいてなかなか自分に手が回らないことも多いから簡単に摂取できると助かるわよ☆
③黒豆茶って?どんな味なの?効果は?
黒豆茶も、血行を良くして母乳の分泌を促進してくれます。
老廃物の排出も促すので、浮腫の解消にも効果が期待できます。
いつも飲んでいるお茶と同じ感覚で飲むことができるわ☆
妊娠中は口の中にも変化があり、味が変に感じたりすることもありますが、この黒豆茶は比較的飲みやすかったなと、私が飲んだときは思いました。(私は妊娠後期まで味のつわりがあったので^^;)
麦茶などの香ばしいお茶が好きなら、おススメのお茶です。
④ブレンドハーブティーって?飲んでもいいの?
最後はハーブティーですが、本当にたくさんの種類がありますので、母乳に効果があるものを飲むようにしましょう。
下記は、母乳育児に良いといわれているハーブティーです。
ルイボスティー
血流を良くしてくれるので、母乳が出やすくなります^^
ラズベリーリーフティー
お産のお茶とも言われているハーブティーで、妊娠後期または、臨月から飲み始めることが多いです。
血流を促進して母乳の分泌を促し、産後の回復にも効果があるといわれています。
切迫早産など、胎児の状態によっては飲むのを避けてください。
母体や胎児の状態によっては、産科で相談してから飲むようにしてくださいね!
これ以外にも母乳に効果があるハーブティーもあるかもしれませんが、中にはカフェイン入りのハーブティーや、産後には良い効果があるけれど妊娠中には禁忌となるハーブティーもありますので、飲む時は調べてから飲むようにしましょう。
妊娠中に良くないハーブティーって?
妊娠中にあまりよくないハーブティーを少しご紹介します☆
- レモングラス
- フェンネル
産後の授乳期には母乳を促進してくれます。
他にも母乳をおさえてしまうハーブもあり、それらが以下になります。
- ペパーミント
- セージ
これらには要注意です!
知らずに飲んでしまう場合があるので、知っておきましょう☆
以上となりますが、母乳のためのお茶を飲んで赤ちゃんの害になったり、切迫早産などのトラブルになることは避けたいので、ハーブティーを飲む時は十分注意して取り入れるようにしましょう。
☆母乳育児に特化したハーブティー☆
妊娠中にも母乳ケアをしておこう!
今回は、妊婦の母乳はいつからなのかと、妊婦で母乳が出たときにどうすればいいのかについて、さらに、妊娠中から出来る母乳ケアについても、詳しくお話ししてきました。
妊娠中の母乳は、妊娠中期に乳腺が発達し分泌物がにじみでるものです。
それは、赤ちゃんが出てくる準備のために乳腺が発達してくるので起こります。
妊娠中に母乳がでた時はケアをしっかりしましょう。
妊娠中からでも母乳ケアを始めることができます。
具体的には、乳房基底部のマッサージや乳頭のマッサージなどをしてくださいね。
母乳にいいお茶もありますので、ぜひ取り入れられるといいですが、中には注意が必要な物もありますので、今回の記事を参考にして下さいね☆
母乳育児は妊娠中から準備できます。
妊娠中のつらい時などは無理する必要はありませんが、自分のできる範囲で少しずつ準備をしてみてくださいね^^