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授乳のしこりが上側に!痛くないときは?痛いときについても

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この記事では、授乳のしこりが上側にできたときの原因と対処法についてと、しこりが痛いときや、痛みがないしこりについてもくわしく説明していきます。

さっきまでなかったはずなのに、突然しこりができていた!ということはありませんか?

突然しこりができると本当にびっくりしますよね?

授乳中にしこりができるトラブルは本当によくおこります。

しこりができてもあわてなくて大丈夫です。

正しい対処をすることで、しこりがひどくなる前に治すことだって可能です。

ですから、しこりができる仕組みや原因を知り、しっかりと正しい対策をしていきましょう。

 

授乳のしこりが上側に!原因はなに?

授乳のしこりが上側に!原因は?

 

今回はしこりが上側にできたときについてお話していきます。

しこりができる原因ってなに?

授乳中にできるしこりのほとんどは、何かが原因で乳腺の中に母乳が溜まることでできます。

この、母乳が乳腺の中に溜まることを、うつ乳といいます。

母乳が乳腺の中にたまることで、乳腺がパンパンになり硬く触れるしこりになるのです。

 

しこりができる=母乳がたまっている場所ということになります。

 

しこりができる場所の違いってなに?

次に、しこりができる場所の違いについて説明します。

うつ乳(乳腺の中に母乳がたまること)は胸のどの部分にでもおこります。

そのため、うつ乳が原因でできるしこりは胸のどこにでもできる可能性があります。

胸の上側にしこりができたときは、胸の上側の乳腺に母乳が溜まっているということになります。

 

しこりの大きさが違うのはなぜ?

次に、しこりの大きさの違いについて説明します。

しこりの大きさの違いは、主に母乳がたまる量が違います。

母乳がたまる量が少ないと小さいく、たまる量が多いと大きくなることが多いです。

ときには、胸の半分程の大きなしこりになることもあります。

 

ねね先生
ねね先生
 母乳の溜まり方によって、しこりのでき方が違うのよ

 

 

授乳中に胸にできるしこりは、ごくまれにですが良性の腫瘍や乳癌のこともあります。

しこりや見分け方についてはこちらでも詳しく説明してるので、ご覧ください

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授乳のしこりが上側で痛くないときは?どうしたらいい?

授乳のしこりが上側で痛くないときは?どうしたりいい?

 

しこりは痛みがないもの、押すと痛みを感じるもの、押さなくても痛いものなど、そのときによって症状は少し違います。

痛みがあってもなくても、授乳中にできたしこりのほとんどは、うつ乳が原因だといえます。

 

痛みのないしこりについてお話しする前に、しこりに痛みが出るときはどういうときかについてお話しします。

しこりの部分の乳腺に炎症がおこるとズキズキ、チクチクとした痛みが出てくるとことがあります。

この乳腺に炎症がおこってしまい、しこりが痛くなった状態を乳腺炎といいます。

つまり、痛みがない=まだ炎症は起こしていない乳腺炎の前段階だといえるのです。

上側だけに痛くないしこりができているときは、上側の乳腺に母乳がたまっているけれど、炎症はまだおきていない乳腺炎の前段階の状態ということです。

 

しこりの正しい対応

 

  1. 高カロリーな食事を避けましょう
  2. 水分はしっかりとりましょう
  3. 授乳姿勢を工夫しましょう
  4. 授乳間隔が極端に空かないようにしましょう
  5. 赤ちゃんにしっかり吸ってもらいましょう
  6. 疲労やストレスをためないようにしましょう

 

母乳はホルモンの働きで分泌されています。

どんなに気をつけていても、疲れやストレスがたまるとしこりができやすくなります。

つまり、疲れやストレスは母乳育児には大敵なのです。

育児中は思うように休息や睡眠はとれないですが、休めるときにしっかり休むなどの工夫をしていくことが大切です。

 

岬(みさき)
岬(みさき)
 母乳のためにはしっかり休むことも大切なんですね。
ねね先生
ねね先生
 そうね。頑張りすぎて自分を追い込まないようにしてほしいわ。

 

 

しこりができたときの詳しい対策については、こちらでご紹介しています。

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また、マッサージなどでつまりが解消すできれば、しこりはすぐに取れることがあります。

乳腺炎にまで悪化する前に、早めの対応することが大切です。

早めに分娩をした産科や地域の助産院に相談してみましょう。

 

ねね先生
ねね先生
 早めの相談、正しい対応が大切よ。
岬(みさき)
岬(みさき)
 痛くなくても、早く相談に行きます!

 

授乳のしこりが痛い 上にできたら?注意することは?

授乳のしこりが痛い上にできたら?注意することは

 

先ほども説明しましたが、痛みを感じるようなら乳腺炎(母乳がたまった乳腺に炎症を起こした状態)になってしまったといえます。

乳腺炎には大きく分けて2つの種類があります。

 

乳汁うっ滞性乳腺炎

乳腺に炎症はおこしていますが、細菌に感染していない状態の乳腺炎のことです。

しこりができたり、痛みが出たり、赤くなって熱を持つこともあります。

 

感染性乳腺炎

乳腺の中に細菌が入り込み感染した状態の乳腺炎のことです。

細菌に感染しているので、細菌を退治しようとして38~39℃の高熱が出ます。

そして、乳房がチクチク、ズキズキと激しく痛んで、赤くなり熱をもつこともあります。

この感染性乳腺炎の症状が出た場合は、産婦人科を受診したり、助産師に相談しましょう。

病院を受診すると、抗生剤や鎮痛剤、葛根湯などが処方されることもあります。

処方された抗生剤は、必ず全部飲みきってください。

 

乳腺炎の症状があった場合は、痛みや熱があっても授乳はやめずに、赤ちゃんにしっかり吸ってもらいましょう。

授乳をやめると、さらに母乳がたまり症状は悪化していきます

 

痛みがあったり、しこりが熱をもってしんどいときは、しこり部分を保冷剤や冷却シートなどで冷やすと症状を和らげることができます。

 

乳腺炎についてはこちらで詳しく説明しています。

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まとめ

この記事では、授乳のしこりが上側にできたときの原因と対処法についてと、しこりが痛いときや、痛みがないしこりについてもくわしく説明しました。

胸の上側にしこりがあるということは、上側の乳腺に母乳がたまっているということです。

しこりがあっても赤ちゃんに悪影響はありません。

さらに悪化させないために、授乳はやめずにしっかりと赤ちゃんに飲ませましょう。

産婦人科や助産師に相談することで、悪化を防ぎ、しこりによるつらさを和らげることができます。

早めに相談することをおすすめします。

ABOUT ME
キリ
小学生の二児の母で助産師のキリです。 二人とも完母で育てることができましたが、なかなか大変でした。 助産師の経験上、母乳育児や子育ては大変だということは理解しているつもりでしたが、実際に育児をしてみると想像以上に大変で驚きました! 母乳や育児を毎日がんばっているママのお役に立てるような記事を書いていきたいと思います!