今回の記事では、授乳中にルル、ベンザブロック、パブロン、バファリンを内服することについて詳しく説明していきます!
授乳中のママが風邪をひいてしまったけれどすぐに病院に行くことができない場合、どんな薬を飲んだらいいのかすごく気になりますよね。
市販薬はたくさん種類がありすぎてどれを選んだらいいのかわからない(;_;)
市販されている薬は授乳中に飲んでも大丈夫?どの市販薬なら大丈夫なの?という母乳ママの疑問にお答えしていきたいと思います(^^)
ぜひ1つの知識として覚えておいてくださいね☆
内服した薬は母乳に出てくる?どんな薬を選べばいい?
まずは、どうしてママが内服した薬が赤ちゃんに影響するといわれるのか説明します。
内服した薬は血液の中に入り全身に運ばれて行きます。
母乳は血液から作られているので、基本的にママが飲んだ薬のほとんどは母乳に移行します。
しかし、薬の濃度は赤ちゃんに影響のない濃度まで薄くなるので、ほとんどの薬は内服しても赤ちゃんに問題はありません。
薬局で市販薬を選ぶ場合は、自己判断で購入することは危険です。
必ず薬剤師に授乳中であることを伝えたうえで選んでもらってくださいね☆
必ず医師や専門家から内服しても大丈夫だと判断されたものだけよ!
わかりました!
しっかり確認してから内服するようにします。
授乳中の風邪にルルって?飲んでいいの?
ルルシリーズの発売元である第一三共ヘルスケアのHPで確認すると、ルルシリーズは母乳中に移行する成分であるジヒドロコデイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が配合されています。
そのため、母乳ママには残念ながら向きません(><)
ルルシリーズの中ではルルアタックFXだけが唯一、医師、薬剤師に相談してからの服用が勧められていますが、クレマスチンフマル酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が配合されているため、服用後72時間以上経過後に授乳を再開するように注意書きがあります。
授乳中の風邪にベンザブロックって?影響は?
ベンザブロックシリーズのHPで確認すると、ベンザブロックシリーズは母乳中に移行する成分であるジヒドロコデイン酸塩やアセトアミノフェンが含まれています。
そのため、こちらも母乳ママには向きません(><)
ベンザブロックシリーズの添付文書には、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記されています。
授乳中の風邪にパブロンって?問題ないの?
パブロン50錠は眠たくなったり、尿が出にくくなる抗ヒスタミン薬や、便秘を起こしやすいジヒドロコデイン酸塩が入っていません。
そのため授乳中でも内服することができます(^^♪
他のパブロンシリーズの添付文書には、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください」と記載されているので、母乳ママには向きません。
間違って内服しないように気を付けてくださいね(^^)
授乳中の風邪にバファリンって?大丈夫なの?
授乳しているからと痛みを我慢したり、薬を飲んだからと授乳を中断するのもつらいですよね(;_;)
バファリンシリーズには、解熱鎮痛成分として「アスピリン(アセチルサリチル酸)」や「イブプロフェン」などが配合されています。
イブプロフェンは母乳中にはわずかにしか出ません。
アスピリンは、血液の中の薬の濃度が半分に減るのが 2.5-7 時間後なので、薬を飲んでから 3~4時間あければ薬の影響が少なくなります。
しかし、バファリンの公式HPでは、「授乳中は服用しないでください。どうしても服用したい場合は、服用前に医師・薬剤師等にご相談ください。」と記載されています。
国立成育医療研究センターのサイトにも、アセトアミノフェンやイブプロフェンは授乳中に安全に使用できると思われる薬であると記載されています。
しかし、使用前には薬剤師か医師に相談すると安心して使用できるでしょう。
まとめ
今回は、授乳中にルル、ベンザブロック、パブロン、バファリンを内服することについて説明しました。
ルル、ベンザブロック、パブロン、バファリンの添付文書によれば、ほとんどの薬が授乳中は服用しないでくださいと注意書きがありました。
そのため、ほとんどが母乳ママが安心して内服できる薬ではありません。
しかしママが内服した薬は、たとえ母乳中に移行したとしても赤ちゃんに影響のない濃度にまで薄くなるので、内服してしまったからといって慌てる必要はありません。
ほとんどの薬は内服しても赤ちゃんに問題はないといわれています。
薬局で市販薬を選ぶ場合は、自己判断で購入することは危険です。
必ず薬剤師に授乳中であることを伝えたうえで選んでもらってくださいね(^^)