今回の記事は、授乳中の風邪にPL顆粒やペレックス、麻黄湯について詳しく説明していきます。
授乳中に風邪で病院にかかったときお薬が処方されることがあります。
医師から処方されたものであっても、やっぱり赤ちゃんに影響がないか心配(;_;)というママも多いのではないでしょうか?
母乳ママに安心して飲んでもらえるように、PL顆粒・ぺレックス・麻黄湯の効果や安全性など細かく説明していきますね(^^)
ぜひ、一つの知識として覚えておいてくださいね(^^♪
薬の成分って母乳の中に移行するの?
![薬の成分って母乳の中に移行するの?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2020/03/2524283ba1b98cd1dbb64ed8c4dc3705_s.jpg?resize=760%2C428&ssl=1)
どんな薬の成分でも母乳に移行しますが、母乳中に移行する薬の成分はわすかです。
そのため、ほとんどの薬は授乳中であっても赤ちゃんへの影響を与えることは少ないことが分かっています。
一部の薬ですが、成分によっては赤ちゃんに影響が出るものもあるため自己判断で薬を内服することはおすすめできません。
必ず病院を受診して、医師が処方したお薬を服用することを勧めます。
内服した薬の成分が母乳に出てくる理由や、薬の成分が母乳に移行するのを少しでも減らしたいときの裏ワザ☆についてはこちらで詳しく説明しています。
知っておくとより安心して母乳を飲ませてもらえる内容をたくさん書いています(^^)
![](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2020/01/04abf562d6dff14f6be02798ca643358_s.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
薬の添付文章で授乳は避けるようにと書いてある!どうして?
![薬の添付文章で授乳は避けるようにと書いてある!どうして?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2020/03/1eefa8fd639a92e2a1b125cb47317d33_s.jpg?resize=760%2C428&ssl=1)
医師や薬剤師からは授乳中でも大丈夫と説明をうけたのに、薬の添付文書やWebサイト上では授乳を避けるようにと書かれているのはどうして?と不安になることがあるかもしれません。
この添付文章というのは、お薬を内服するために知っておくべき情報が書かれている文書なので、科学的に確実に立証されたことが記載されています。
実際に授乳中のママからデータを集めることは難しいので、科学的な裏付けが十分できていないため添付文章には授乳を中止するようにと記載されているのが現状です。
医師と薬剤師は添付文章も確認し、その後の授乳中のママへの処方実績や効果なども考えたうえで必要な薬を処方してくれています。
授乳中だと伝えたうえで、医師が処方した薬は安心して内服しても大丈夫です(^^)
授乳中の風邪にPL顆粒って?飲んでもいいの?
![授乳中の風邪にPL顆粒って?飲んでもいいの?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2020/03/1b8e855cc0eb9caa644c866e650c468f_s.jpg?resize=760%2C428&ssl=1)
PL配合顆粒は総合感冒薬で、発熱、喉の痛み、だるさ、鼻みず、鼻づまりなどの症状を改善します。
病院を受診することで処方してもらえる薬で、PL配合顆粒は1962年から販売されている歴史の長いお薬になります。
たくさんの授乳中のママにも使われているので、安全性は高いお薬です。
・サリチルアミド・・・痛みを抑え、熱を下げる作用があります。
・アセトアミノフェン・・・痛みを抑え、熱を下げる作用があります。
・無水カフェイン・・・痛みや熱をおさえるのを助け、眠気や疲労感を和らげます。
・プロメタジンメチレンジサリチル酸塩・・・鼻水などのアレルギー症状を改善します。(抗ヒスタミン剤)
授乳中にPL顆粒を内服しても問題ありません。
ただし、PL顆粒にはカフェイン含まれているので長期間にわたっての内服は避けるようにしましょう。
授乳中の風邪にぺレックスって?影響は?
![授乳中の風邪にぺレックスって?影響は?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2020/03/b578ed8844b706627041f6958880c33f_s.jpg?resize=760%2C428&ssl=1)
ぺレックスとは病院で使われている非ピリン系の総合感冒薬です。鼻水、鼻づまり、のどの痛み、熱などの症状を改善します。
サリチルアミド・・・痛みを抑え、熱を下げる作用があります。
アセトアミノフェン・・・痛みを抑え、熱を下げる作用があります。
クロルフェニラミン・・・鼻水などのアレルギー症状を改善します。(抗ヒスタミン剤)
カフェイン・・・痛みや熱をおさえるのを助け、眠気や疲労感を和らげます。
授乳中にぺレックスを内服しても問題ありません。
ただ、PL顆粒と同じようにはカフェイン含まれているので長期間にわたっての内服は避けるようにしましょう。
授乳中の風邪に麻黄湯って?問題ないの?
![授乳中の風邪に麻黄湯って?問題ないの?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2020/03/c73aa181c7badf998114e3be3fcb7f74_s.jpg?resize=760%2C428&ssl=1)
麻黄湯は漢方薬で、発熱、頭痛、鼻水、鼻づまり、咳、痰、節々の痛みなどの風邪の諸症状を効果的に和らげることができます。
授乳中でも麻黄湯は問題なく内服することができます。
麻黄(マオウ)…発汗作用や咳を鎮める作用があります。
桂皮(ケイヒ)…麻黄の働きを助けて発汗を促します。
杏仁(キョウニン)…麻黄の働きを助けて咳や痰を鎮めます。
甘草(カンゾウ)…炎症を抑える働きがあります。
麻黄湯はウイルス感染を抑制する効果があるので、インフルエンザに対しても有効だといわれています。
麻黄湯は総合感冒薬のように眠気を起こす成分が含まれていないのもうれしいところです(^^)
しかし、麻黄湯は漢方薬の中では比較的効き目が強いため、人によっては心拍数増加・血圧上昇などの副作用に注意することが必要です。
まとめ
今回は、授乳中の風邪にPL顆粒やぺレックス、麻黄湯について詳しく説明しました。
PL顆粒、ぺレックス、麻黄湯はすべて授乳中でも安心して内服することができる薬です。
しかし、これらの薬は病院で処方してもらう必要があるため、病院を受診するときは必ず授乳中であることを医師に伝えてくださいね☆