この記事では、母乳の平均量について、母乳不足と成長曲線の関係、母乳が足りないときのサインとして、気を付けてほしい6つのことを詳しくお話ししていきます。
知っておいていただきたい母乳が足りないときのサインと母乳不足について載せていますので、気になる場合は読んでみてくださいね^^
母乳育児を始めていくと、赤ちゃんに母乳をあげているとき、ふと、「最近よく愚図るけど、本当に母乳は足りているのかな?」と、不安になることはありませんか?
私は母乳をあげていたときに、たびたびこの不安に陥りました^^;
そして、そんなときいろいろとインターネットで調べるのですが、情報が多すぎて、どうすればいいのか、よくわからないことがありました。
結局、私は桶谷式の母乳マッサージに通っていたので、その時にいろいろと聞いて、メモしたりして、完母になるまでがんばりましたが…
私のように、世の母乳育児をはじめたお母さんは、必ずといっていいほど、この「母乳は足りているのかな?」という、不安にぶち当たります^^;
そんなときの解決策として読んでもらえるように、書いていきます。
こちらを読んでもらい、当てはまるな~と思ったら、対処法を試してみてくださいね☆
母乳が少ない?平均量ってどのくらい?
母乳が少ない?と思ってもどれくらいだったら少ないのかはわからないですよね?
そこで、母乳の平均量についてご紹介します。
1日の平均母乳量は研究で明らかになっています。
研究結果によると、1カ月~7カ月までの1日の平均母乳量は、614~780gであり、7カ月以降は減少傾向にあります。
7カ月以降の母乳の平均量は以下のようになります。
月齢 | 母乳の平均量(g/日) |
8 | 518 |
9 | 482 |
10 | 432 |
11 | 397 |
12 | 316 |
引用:母乳摂取量
7カ月以降は徐々に減少していることがわかります。
あくまでも平均なので、母乳の量には幅があります。
例えば、1カ月の時の最小値は430g/日で、最大値は1020g/日です。このように母乳の量には大きく差があるので、平均値は参考にしてみてください。
母乳が足りているかなって思ったときの参考にしたらいいということですね。
また、母乳の1回量の平均については↓を参考にしてみてください^^
母乳不足と成長曲線の関係性は?
成長曲線との関係性についてご紹介します。
母乳育児をしていると常に母乳が足りているのかと心配になりますよね。
母乳が足りているサインの一つに体重があります。詳しくは次の記事でご紹介します。
そのため、赤ちゃんの体重の増加の指標となる成長曲線と母乳不足には関係があります。
成長曲線について詳しくは↓を参考にしてください。
では、母乳不足と成長曲線にどのような関係があるのかというと、成長曲線で体重の増加をチェックしますが、その時に体重の増えがいまいちだとミルクを足すように指導されます。
つまり、母乳が不足している判断として成長曲線が使われます。
ただ、このことについて異議を唱えれている専門家もいます。
その専門家(日本乳哺育学会)は今の成長曲線は完母の子どもには不適切であるとしています。
そこで、母乳育児用の成長曲線を作成しています。
母乳育児で悩んだ時には、こちらの成長曲線も参考にしてみてはいかがでしょうか。
そして、母乳育児用の成長曲線もあるといういうことね。
母乳が足りないときのサインは?この6つに気を付ければ大丈夫!
赤ちゃんに母乳をあげていて、
「え?なんだか母乳が足りていない??(;^ω^)」
と感じることはありませんか?
でも、それが正しいのかどうかは、正直目で見えるものではないのでわかりにくいです。
これからご紹介するのは、「母乳が足りていないときのサイン」を確認するための項目です。
何かわかる目安があれば・・・と思ったときに、この項目でチェックしてみることをおすすめします(*’ω’*)
今回の授乳から次までの授乳間隔が短いとき
まず、1つ目の確認項目は、授乳間隔についてです^^
授乳間隔が短いということは、一回当たりの母乳が足りていなかったという目安になります。
母乳の場合はミルクと違い、赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけあげて良いです。
しかし、授乳間隔が30分以下になる場合は、「母乳の一回量が足りなかったから、また欲しがって飲んでいる」ということがわかります(;^ω^)
その場合に、もし母乳がすぐに出そうにないのであれば、ミルクを準備して飲ませてあげましょう。
母乳を飲んだ後や通常時の赤ちゃんの様子をみる
母乳を飲み終わったあとや、普段の乳児の様子を観察してみましょう^^
赤ちゃんが
- 頻繁に泣く
- 1日の内、長い間ぐずっている
などの場合は、ほかの要因も考えられますが、「母乳の量が足りていない」ということも多いでしょう。
逆に赤ちゃんの機嫌が、1日の中でだいたい良ければ、母乳の量に満足していることが多いです(*’ω’*)
- 頻繁に泣いたり愚図ったりすることがない
- よく寝る
- うんちやおしっこをしっかりとする
- 起きているときは泣いたりせずニコニコしている
などの機嫌が良い状態のことです。
赤ちゃんは、まだ話せないので「泣く・笑う・愚図る」など、身体で表すことしか出来ません(>_<)
もし、ずっと泣いていたり、よく愚図ったりするのならば、母乳不足が関わっていることもありますので、赤ちゃんの様子をよく観察するようにしましょう。
おしっこ・うんちが湿って気持ち悪いから泣いている…という時もあります。
母乳の一回量が少なくても1日の哺乳量はどうなのかを確認する
これは、1回分の母乳の量がいくら少ない場合でも、1日のトータルで考えたときにしっかり飲めているかどうか?ということです。
赤ちゃんは1回1回飲む量は違いますが、1日に飲む全量はほぼ一定です。
↑にもあるように、赤ちゃんが母乳を飲む量には、1回1回にばらつきがあっても、1日で考えると、毎日同じくらいの量を飲んでいるのです。
ですから、もし足りていなさそうということであれば、それは1回分の母乳の量ではなく、1日で見たときの量が足りていないということになります。
ちなみに1日に必要な授乳回数は、だいたい8回以上です。
赤ちゃんが十分に母乳を飲んでいるサイン
母乳が足りている目安として次のことがあげられます。
・授乳回数が24時間に8回から12回以上あること。
もし、赤ちゃんの様子がおかしい、あなた自身の胸が張っていないなど、母乳がしっかりと出ていないように感じた場合は、ミルクを足すか、母乳外来を訪ねてみてくださいね。
赤ちゃんの体重が増えているかどうか?
4つ目のチェック項目は、赤ちゃんの体重がしっかりと増加しているか?です。
月齢によって異なりますが、赤ちゃんの体重は、1日平均20~30g、1週間で100g以上増加し続けます。
なので、乳児の体重が数日や、週間ごとにある程度増えていればOKです(*’ω’*)
ちなみに、赤ちゃんの体重を家でも測りたいという場合は、ベビー体重計が必要です。
しかし、「新生児の体重を毎日自宅で測る」ということは少ないので、どの家にもある・・・というものでもありません(;^ω^)
ただ、どうしても数十グラム単位で、毎日赤ちゃんの体重を測りたい場合は、デジタル体重計を、必要な時期だけレンタルして使うこともできますので、そちらを活用しましょう。
↓のようなレンタルのベビー体重計だと、1ヵ月借りると10,000円程度かかります。
3ヵ月借りても13,000円程度なので、しっかりと体重を測りたい場合は、3ヵ月レンタルするほうがお得です♪
ちなみに、↓の体重計は2g単位で測ることができ、細かい1回あたりの母乳の量も測ることができますのでおすすめです^^
また、↓のような5g単位のものなら安く購入できるので、半年とか1年くらいまで乳児の体重を測りたい場合は、こちらを選んでも良いです☆
赤ちゃんのおしっこの量と回数について
赤ちゃんは、ちゃんとした「おしっこ」が1日6~8回くらい出ていれば、母乳量は問題ないと言われています。
・24時間に色の薄い尿で6枚から8枚程度のおむつを濡らすこと。
・24時間に3回~8回程度の排便があること。(月齢が進むと便の回数は減ることもあります)
・赤ちゃんが授乳と授乳の間は満足している様子であること。
※ ただしほかのことで機嫌が悪いこともあります。張りのあったおっぱいが授乳後に軽くなることがあります。
↑にもありますように、4時間に1回ぐらいのペースでおしっこがでていればOKです^^
それより少なければ、母乳が足りていない可能性があるため、その時はミルクを足してあげてください。
「おしっこの量」は、赤ちゃんがたくさん汗をかいていたり、便が下痢ぎみだったりすると少なくなる可能性もありますので、その辺りも考慮しましょう。
母乳を飲んでいる時かなり長い時間吸っている場合
6つ目は、授乳時間が長すぎるかどうかです。
通常、授乳時間は左右それぞれ15分程度ですので、それ以上飲んでいるのは、「遊び飲み」になります。
この「遊び飲み」をする1つの要因としては、母乳が足りず、哺乳をやめようとしないからです(;^ω^)
それ以外の要因もあります。
ですので、もし遊び飲みが始まり、授乳時間が30分以上たっても、まだ乳児が飲んでいるのなら、授乳をやめてミルクをあげるようにしましょう。
しかし、「授乳後にミルクをあげる」といわれても、「母乳をどれくらい飲んでいるのかわからない状態で、ミルクの量をどれくらいにすればいいのか」なんて、分かりませんよね?
私自身も、ミルクをどれぐらいあげていいかわからず、手探りでいろいろ調べながら行いましたので、とても大変でした( ;∀;)
でも、なんとな~くの目安がわかりましたので、ここに書いておきます。
あなたの授乳時の参考にしてくださいね^^
私は、まず「月齢ごとの母乳の一回量」ミルクを準備していました。
しかし徐々に、赤ちゃんがミルクを飲む量は、少なく、そんなには飲まないとわかってきたので、100cc以上のミルクは準備しないようにしました。
その証拠に、赤ちゃんは30ccほど飲むと、納得して寝てくれることが多かったです。
授乳中、母乳が足りないとなったとき、赤ちゃん自身は「もう少し欲しい!」、「もう少し飲んだら眠れるのに~」という状態なんだな~と感じました。
ですので、赤ちゃんの、毎回の母乳が足りてないだろうというときに、どんな感じなのか?をよく見ておくといいです^^
私とはもちろん量は異なりますが、赤ちゃんを観察して、様子をみながらミルクの量を調節していくと、何となく母乳の不足量が分かってきますよ(*’ω’*)
初めはわからなくて辛いときもありますが、毎日少しずつ慣れていけば、あなたの子供が飲みたい、必要な量がわかってきます☆
はじめから把握するのは難しいので、あせらず、少しずつ慣れていけばいいです(=゚ω゚)ノ
今回のまとめ
今回は、母乳の平均量について、母乳不足と成長曲線の関係、母乳が足りないときのサインとして、気を付けてほしい6つのことを詳しくお話ししていきました。
母乳が足りないときのサインがあるときにはどうすればいいのかについても、ご説明しました(*’ω’*)
母乳の平均量についてもお伝えしましたが、あくまでも平均なので、参考にしてみてください^^
また、成長曲線は母乳不足のひとつの指標となります。
母乳育児用の成長曲線もあるので、参考にしてみてくだしあ。
母乳育児をしているママが少しでも不安なく幸せに授乳できるように、今回の記事がお役に立てればうれしいです^^