この記事では、授乳でしこりをマッサージするのはどんな効果があるのかと授乳でマッサージする方法について、そしてしこりが痛いときのマッサージの方法についてご紹介します。
もしあなたが産後しこりができてしまったときの対処方法の詳細について興味がある場合は、ぜひ読み進めてくださいね。
授乳中に「しこり」ができてしまうことは珍しくありません。
私もよくしこりができていました。
授乳中によく悩むしこりですが、しこりができたときの正しい対処の方法についてご紹介します。
痛みがある場合はどのように対処したらいいのか、マッサージはしてもいいのか等についてご紹介していきますので、ぜひ正しい知識で対処するための参考にしてくださいね。
授乳でしこりをマッサージするのはどんな効果があるの?
産後にできる「しこり」は、正式には「硬結」といいます。
乳汁の流れが悪くなり、乳線が一部詰まっている状態です。
しこりになった場合には、ほぐすようなマッサージをしたくなってしまうかもしれませんが、しこりをマッサージしてはいけません。
なぜなら炎症がひどくなったり、しこり部分をほぐすようにマッサージすると線維化して残ってしまう可能性もあるためです。
ここではマッサージ以外にしてほしい対処法についてお伝えします。
まずは授乳中にしこりを手で押す方法です。
やはりしこり等のトラブルができたら赤ちゃんに吸ってもらうことが一番です!
そのときにしこり部分を手で押すと、溜まっている母乳をより効果的に排出することができます。
もう一つは赤ちゃんの姿勢を変える方法です。
しこりができてしまうのは、飲みムラがあることが大きな原因です。
乳房の大きさや赤ちゃんの飲む力によって、おっぱいがまんべんなく飲みきれていない場合があるのです。
そんなときに赤ちゃんの姿勢を変えることで飲みムラがなくなり、しこりの排出も促すことができます。
詳しくは次にご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。。
授乳でしこりのマッサージのやり方の手順は?
先ほどもご紹介しましたが、しこりをマッサージしてしまうと、炎症が起きることがあったり、血流がよくなり悪化することもあるため、基本的に行いません。
先ほどお伝えした、しこりを押す方法・授乳の姿勢を変える方法について、手順とポイントをご紹介します。
- しこりを押す方法
1.赤ちゃんを片手で支え、あいている手でしこりを押します。
このときに、ゴリゴリとマッサージしたりほぐすように手を動かしたりしないで下さい。
手のひら全体、もしくは指全体で押すようなイメージで、しこり全体を押すようにします。
ですから指を動かす必要はありません。
また強く押すのではなく、やさしく押さえることも大切なポイントです。
2.赤ちゃんが吸っているタイミングに合わせてしこりを押します。
ずっと一定の力をくわえてもいいのですが、赤ちゃんの吸うリズムに合わせて多少力を変えると、より効果的な場合があるようです。
- 赤ちゃんの姿勢を変える方法
1.しこりがあるところが赤ちゃんの口の真ん中にくるようにします。
2.赤ちゃんの下あごがしこりの場所に当たるようにします。
何となくイメージできると思いますが、最も赤ちゃんの吸う力が強い場所は、口の真ん中付近です。
口の真ん中から離れて口角に行くと吸う力が弱くなってしまうのです。
そのなかでも、赤ちゃんの下あごの部分が最も力が強いです。
ですから‥
乳房の下側にしこりがある場合は縦抱き
乳房の外側にしこりがある場合はフットボール抱き(脇抱き)
乳房の内側にしこりがある場合は横抱き
など、抱き方を変えて下あごがしこり部にくるように調整してみましょう。
しこりの位置的に難しいようであれば、しこりを手で押さえる方法を合わせて行いましょう。
飲みムラやしこりを予防するために、普段から色々な姿勢で授乳できると良いですよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね^^
授乳でしこりが痛いときのマッサージの方法は?
授乳でしこりが痛いときのマッサージの方法についてご紹介したいところですが‥
しこりが痛いときには、乳腺炎の可能性もあります。
炎症が起こっているということですから、マッサージはしないでください!
しこり・乳房の赤み・痛み・発熱・身体のだるさなどの症状がある場合は、乳腺炎の可能性があります。
乳腺炎と考えられる場合は、自己判断せず受診するようにしましょう。
早めの対応が大切ですよ!
詳しくは↓を参考にしてください^^
炎症が起こっているということですから、自分でできる対処としては冷やすことです。
キャベツ湿布・じゃがいも湿布などもありますが、ひとまずは小さな保冷剤にタオルを巻いて、しこりのある部分・痛みのある部分に当てれば、OKです。
もし逆に冷やすことが苦痛になる場合はやめてくださいね。
気持ちいい方法が一番効果があるということですから、苦痛になる場合は無理する必要はありません。
また乳腺炎が起こっていたとしても、授乳は可能です!
やはり赤ちゃんの吸う力が乳腺炎の一番のおくすりですから、変わらず授乳は続けてください。
むしろ回数を増やして、たくさん吸ってもらうといいですよ。
今回のまとめ
今回は、授乳でしこりをマッサージするのはどんな効果があるのか、授乳でマッサージする方法、そしてしこりが痛いときのマッサージの方法についてご紹介しました。
基本的にはしこりをマッサージしてはいけません。
その代わり、授乳中にしこりを押すという方法や授乳姿勢を工夫する方法などがあり、その方法によって改善することも多いです。
しこりができることは、授乳中は珍しいことではありません。
皆さんもぜひ参考にして試してみてください^^
またしこり部分が痛い場合は乳腺炎の可能性もあるので、症状を確認し、改善しなければ病院に受診しましょう。
またしこりがなかなか改善しない場合も、助産院や病院に相談してみてくださいね^^