母乳マッサージ(産後) PR

母乳マッサージを産後から!方法は?頻度は?産後2日目3日目のやり方についても詳しくご紹介します

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この記事では、産後の母乳マッサージについて、産後からでも間に合うのかと産前と産後でマッサージに違いがあるのかについて、そして産後の母乳マッサージの頻度や産後2日目、産後3日目それぞれの母乳マッサージについてご紹介します。

もしあなたが、産後のマッサージの方法について詳細に知りたいと感じておられる場合は、ぜひ読み進めてくださいね^^

 

産前から始める母乳マッサージの方法については別の記事でご紹介していますが、産後も母乳マッサージは必要になります。

 

岬(みさき)
岬(みさき)
切迫早産で、産前にマッサージができなかったのですが、産前でも間に合うのですか?

 

産後行うマッサージはどのようなものなのでしょうか?

産前のマッサージと産後のマッサージに違いはあるのでしょうか?

 

産後は、身体の回復もまだの状態で、すぐに赤ちゃんの育児が始まっていきます。

覚えることがたくさんで、かなり大変ですよね。

産後の母乳マッサージについて、少しでも事前に情報を知っていれば、落ち着いて授乳に取り組めると思いますので、妊娠中から覚えておくと良いですよ。

産後の母乳マッサージについて詳しい内容となっているので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

 

母乳マッサージを産後から?はじめてしても間に合うの?

母乳マッサージを産後から?はじめてしても間に合うの?産後からでも母乳マッサージが間に合うのかについてご紹介していきます。

産前にマッサージができていないと大丈夫かなと不安になりますよね。

でも大丈夫です。

 

産後でも母乳マッサージは間に合います。

 

産前に切迫早産になってしまった場合や帝王切開前だった場合などは、産前に母乳マッサージをできない場合もあります

また産前の母乳マッサージは必要ないと考え、指導をしない産院もあるようです。

ですから産前の母乳マッサージには様々な意見がありますから、できなかったからといって不安になる必要はありません。

 

ねね先生
ねね先生

陥没乳頭や扁平乳頭の人は、産前からお手入れしておいたほうがいいわよ。
ただまずは赤ちゃんを元気に生まなければ、そもそも母乳も上手に飲めない!
できないならできないで仕方ないから、産後すぐから頑張ればそれで十分よ^^

 

ただし、やはり乳首が硬いと赤ちゃんはおっぱいを上手く吸えないのは事実です。

産前にできなかった人は、産後すぐから積極的にマッサージを頑張りましょう。

 

 

母乳マッサージの方法 産後では?産前と違う点はこちら!

母乳マッサージの方法 産後では?産前と違う点はこちら!

では、母乳マッサージは産前と産後で違いがあるのかについてです。

 

まずは産前と産後では、母乳マッサージをする目的が少し変わってきますので、ご紹介していきます。

 

産前にマッサージをする理由
  • 乳頭のマッサージ:赤ちゃんが吸いやすいように乳首を軟らかくしておく

特に陥没乳頭や扁平乳頭の場合は、少しでも正常乳頭に近づくようにする。

乳頭に刺激を与えて強くし、柔らかくすることで、産後の乳頭トラブルを予防する。

  • 基底部マッサージ:乳房の循環を良くしておくことで、産後の乳房のトラブル(乳房の強い張り)を防ぐ

産前の母乳マッサージは、産後に少しでもスムーズに母乳育児を進めるための準備なのですね。

 

産後に母乳マッサージをする理由
  • 乳頭マッサージ:赤ちゃんが吸いやすいように乳頭・乳輪を柔らかくする

特に産後はおっぱいが張ってさらに乳輪が硬くなってしまうので、それをほぐして柔らかくすることで、赤ちゃんが飲めるように準備をする

  • 基底部マッサージ:基底部を動かして乳房の循環を良くすることで、母乳の出を良くする

張りの強い乳房も、基底部マッサージで少し柔らかくなります。

産後の母乳マッサージの目的は、今おっぱいが出る・そして赤ちゃんに吸ってもらえるようにするマッサージ、また張りなどの症状を軽くするマッサージなのですね。

 

大きな目的は一緒なのですが、少し違いがありましたね。

また産後は今の乳房の状態に合わせて母乳マッサージを行っていくことが、産前との違いです。

 

産前は漠然と、予防という一般的なやり方しか行っていませんでしたが、産後はそれぞれのママの乳房の状態によって、母乳マッサージが違ってきます。

  • おっぱいがカチカチの場合、
  • よく出るおっぱいの場合、
  • おっぱいに張りがない場合  など

状態によってマッサージをする方法、またはマッサージが必要かどうかは変わってきます。

 

ねね先生
ねね先生

産後の母乳マッサージは、今おっぱいを出すために、赤ちゃんが吸いやすくするために行うもの。
ですからマッサージは必ず必要よ。
でもどの程度マッサージが必要なのかは、乳房の状態によって変わるのよ。

 

基本的には産前と産後でやり方に違いはありませんが、おっぱいの張りの状況によっては追加でマッサージをする必要が出てくるのです。

詳細は後半に解説していきますので(リバース・プレッシャー・ソフトニング法)、続けて読み進めてみてください。

 

また産後は母乳マッサージを行う頻度も変わります。

産前には1日1回する程度だったと思いますが、産後はそれだけでは足りません。

 

産後の母乳マッサージの頻度については、次に項目で詳細に説明しますので、確認してみてください^^

 

また乳頭のマッサージと乳房基底部のマッサージのやり方は産前と同じですから、↓の記事の方法を参考にしてくださいね^^

 

 

産後の母乳マッサージの頻度は?

産後の母乳マッサージの頻度は?

次に母乳マッサージの頻度についてご紹介します。

産後の母乳マッサージは、授乳する前に毎回することが必要です

むしろマッサージをすればするほど赤ちゃんが吸いやすいおっぱいになるので、授乳前だけでなく、授乳の合間にも追加で行ってもいいくらいです。

 

毎回母乳マッサージをするのは大変ですが、それには理由があります。

初めのうちは赤ちゃんはまだ力が弱く、たくさんおっぱいを吸うことができないので、吸ったらすぐに出てくる状態が理想です。

赤ちゃんが泣いていると焦ってしまい、乳頭マッサージせずに授乳してしまいがちですが、そうすると、赤ちゃんは吸えずに余計に泣いてしまい悪循環です。

また硬くて伸びない乳頭で授乳すると、赤ちゃんの強い力が加わり、1回で乳首が切れてしまうこともあるのです。

ですから可能ならば誰かにあやしてもらい、乳頭マッサージをしてから授乳するようにしましょう。

乳頭・乳輪が柔らかくなったと感じるまで行いましょう。

片方2~3分ずつ行えると良いですよ。

授乳は、赤ちゃんが泣いている状態では、もうタイミングとしては遅いとされています。

泣いてしまっている状態では、赤ちゃんが上手く飲めないからです。

モゾモゾ動いている、口に手を持っていこうとしているときなど、泣いてしまう前の様子を見て、授乳を始めることがポイントです。

そういう意味でも、早めにマッサージを開始しておくといいでしょう。

 

また基底部マッサージも授乳前に行うと、母乳の流れが良くなります。

乳房が張ってカチカチになっていても、基底部マッサージをすると少し柔らかくなるので、赤ちゃんも飲みやすくなります。

 

しかし乳頭のマッサージとは違い、基底部マッサージは毎回絶対する必要はありません。

赤ちゃんが泣いて余裕がないときや、夜中の授乳などではしなくていいでしょう。

 

ですが乳頭のマッサージは、産後しばらくは必ず毎回行うことが必要ですよ。

 

ねね先生
ねね先生

基底部マッサージは毎回できなくても、乳頭・乳輪のマッサージは、毎回頑張りましょうね。

 

早めにマッサージを始めるなど工夫しながらマッサージを行いましょう。

慣れない育児・授乳に加え、マッサージをするのは大変ですが、これをしておくことが赤ちゃんが上手におっぱいを吸えること、そしてその後の母乳分泌に繋がるので、ぜひ頑張ってくださいね。

 

 

産後2日目の母乳マッサージは?どんな感じ?

産後2日目の母乳マッサージは?どんな感じ?

産後2日目の母乳マッサージについてご紹介します。

産後2日目の母乳マッサージも、基本的には今までの母乳マッサージの方法と同じです。

 

しかし産後2日目になると、乳房が張ってくるママもいます。

乳房が張ってきたら、しっかりと基底部マッサージをして柔らかくしてください。

また乳房が張ると乳輪部も硬くなってしまうので、乳頭・乳輪のマッサージも、念入りに行いましょう。

 

中には乳房の張りがひどいと、乳輪部がむくんできてしまうこともあります。

むくんでしまうと赤ちゃんはより飲みにくくなってしまうので、注意が必要です。

その場合は乳輪部を軽く押さえるとむくみがとれますので、むくみがひどい場合は、乳頭のマッサージと合わせて行うと良いでしょう。

これをリバース・プレッシャー・ソフトニング法といいます。

 

リバース・プレッシャー・ソフトニング法

乳輪部をはさむように指を置く。

胸のほうへ押したまましばらくキープする。

しばらく押さえているとポタポタと母乳が垂れてきます。

手を離すと、むくみが取れています。

 

このリバース・プレッシャー・ソフトニング法が、乳房緊満が強くなってくる時期に行う、特有のマッサージです。

 

この時期は入院中ですから、あまりに張りがひどい場合は助産師さんがマッサージをしてくれることもあります。

自分で上手くいかない場合はぜひ相談してみましょう。

 

ちなみに赤ちゃんの哺乳量の目安については、以下の記事にまとめています。

気になる場合は確認してみてくださいね^^

 

 

産後3日目の母乳マッサージは?生まれてすぐと違うの?

産後3日目の母乳マッサージは?生まれてすぐと違うの?

産後3日目の母乳マッサージについてご紹介します。

 

産後3日目の母乳マッサージも2日目のものと変わりません。

産後3日目も張りの強い時期ですから、産前の母乳マッサージに加えて必要であればリバース・プレッシャー・ソフトニング法を行います。

 

岬(みさき)
岬(みさき)
母乳マッサージは産前も産後も産後3日目も、基本的には変わらないのですね^^

 

産後3日目になると2日目よりも乳房の張りを感じる場合が多いです。

ママも大変だと思いますが、赤ちゃんも必死におっぱいを飲もうとしています。

母乳マッサージをして、赤ちゃんが飲みやすいように乳房や乳頭を柔らかくしてあげましょう^^

 

また産後3日目になってくると、母乳の分泌が少しずつ増えてくることが多いかと思います。

ですから乳頭マッサージのときには、母乳の出が少し良くなったことを確認してから赤ちゃんに吸わせてあげると、より効果的に飲んでくれますよ。

 

ねね先生
ねね先生
まだ、ママも赤ちゃんも母乳に慣れていないから大変だけど、しっかりと母乳マッサージをして柔らかいおっぱいにしてあげるといいわね。

 

 

今回のまとめ

 

今回は、産後の母乳マッサージについて、産後からでも間に合うのか、産前と産後で違いはあるのか、産後の母乳マッサージの頻度、産後2日目、産後3日目それぞれの母乳マッサージについてご紹介しました。

 

母乳マッサージは産後からでも間に合います。

また、産前の母乳マッサージと産後の母乳マッサージには基本的にやり方に違いはありません。

ですが産後はより本格的にマッサージをする必要がありますから、慣れない育児の中で大変だとは思いますが、ぜひ頑張ってみてくださいね。

 

授乳の前に実施することで母乳が出やすくなりますから、赤ちゃんはよりたくさん母乳を飲むことができ、その後の母乳分泌のアップにも繋がりますよ。

 

またリバース・プレッシャー・ソフトニング法についてもお伝えしましたので、張りがひどくなったときの対処法として、頭の片隅に置いておくといいでしょう。

 

産後の母乳マッサージの参考にしてみてください^^

 

 

 

 

ABOUT ME
かおりさん
助産師・保健師・看護師の免許を持っています。 総合病院の産婦人科病棟で5年勤務し、現在は産科クリニックで勤務しています。保健センターで勤務した経験もあるので、幅広い視野で妊娠中~育児中のお母さんをサポートしたいと思っています。