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授乳のしこりが下側に!痛くないときは?痛いときについても

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この記事では、授乳のしこりが下側にあるときの原因について、そして痛みがないしこりや、痛みがあるときのしこりについてもお話ししていきます。

授乳中に下側にしこりができたことはありませんか?

授乳中にしこりができるトラブルは本当によくおこります。

しかも、下側のしこりは上側にくらべて気が付きにくい場合があります。

そのため、下側のしこりに気が付いたときには、結構大きくなっていて驚くこともあるかもしれません。

そこで、しこりができる仕組みや原因を知って、しこりの予防や悪化を防いでいきましょう。

しこりに悩むママは必見です!

 

授乳のしこりが下側に!原因はなに?

授乳のしこりが下側に!原因はなに?

 

授乳中にできるしこりのほとんどは、うつ乳が原因です。

うつ乳とは、何かの原因で乳腺の中に母乳がたまることをいいます。

 

母乳が乳腺の中にたまりやすい原因でとても多いのは、赤ちゃんの飲み残しです。

しこりができる場所=赤ちゃんが飲み残しやすい場所かもしれません。

 

胸が大きいママは、とくに下側に母乳が残りやすく、気が付きにくい場合があります。

母乳がたまる量が多ければ多いほどしこりは大きくなり、ときには胸の半分程の大きさになってしまうこともあります。

 

では、どうすれば母乳がたまらないように、赤ちゃんにしっかり飲んでもらうことができるのでしょか?

それは、授乳のたびに違う体勢で赤ちゃんに授乳をすることです。

毎回同じ姿勢で授乳をしていると、たくさん吸われる乳腺と、あまり吸われていない乳腺がでてきてしまいます。

そのため同じ姿勢ばかりで授乳をすると、一部の乳腺に母乳がたまりやすくなるため、しこりができやすくなるのです。

 

授乳のしこりが下側で痛くないときは?どうしたらいい?

授乳のしこりが下側で痛くないときは?どうしたらいい?

 

しこりには痛みがないもの、押すと痛みを感じるもの、押さなくても痛いものなど症状は様々です。

しかし、症状の違いに関わらず授乳中にできたしこりのほとんどはうつ乳が原因です。

このうつ乳の主な原因は、赤ちゃんが母乳を飲み残してしまったためにおこります。

つまり、うつ乳にならないためには赤ちゃんにしっかりと吸ってもらうことが一番大切なのです。

 

下側にしこりがある場合の対処法

 

  • フットボール抱きか縦抱きがおすすめ

下側をよく吸ってくれるのはフットボール抱きか縦抱きです。

しこりができる前からフットボール抱きや縦抱きをしているという場合は、赤ちゃんを抱く角度や高さがあっていなかったり、ゆがめ飲みになっているのかもしれません。

ゆがめ飲みのチェック方法や、正しい抱き方についてこちらで詳しく説明しています。

是非参考にしてみてください。

 

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  • 少し搾乳する

搾乳する場合は、しこりのある部分と乳首を結んだ線の上に指を置くようにしてください。

そして反対側の手で、下から胸を持ち上げるようにしてしこりの部分を少し圧迫すると、たまっている母乳が出やすくなります。

しかし、搾乳しすぎると悪化の原因になるので注意が必要です。

 

  • 軽く圧迫しながら吸わせる

しこりの部分に手のひらを当て、下から持ち上げるようにして赤ちゃんに吸ってもらうことで、たまった母乳が出やすくなります。

痛みが強い場合は無理をしないでくださいね。

 

  • 高カロリーな食事を避け、しっかり水分をとりましょう

食事だけが原因で乳腺が詰まるわけではありませんが、しこりがなくなるまでは避けた方が無難でしょう。

水分が少ないと血液がドロドロになりやすいため、しっかり取りましょう。

 

  • 授乳間隔が空きすぎないようにして.赤ちゃんにしっかり吸ってもらいましょう

赤ちゃんに飲んでもらうことが一番です。

授乳時間が3~4時間以上空かないようにしましょう。

 

  • 疲労やストレスをためないようにしましょう

母乳はホルモンの働きで作られています。

ストレスや疲れで母乳の分泌が流れが悪くなることがあります。

休めるときはしっかり休むことも大切です。

 

  • 深く乳首を含ませましょう

深く乳首をくわえさせることで、赤ちゃんはしっかりと飲みとってくれるので、飲み残しがなくなります。

 

岬(みさき)
岬(みさき)
 しこりを治すためにも、正しい飲ませ方でたくさん飲んでもらえるように頑張ってみます!
ねね先生
ねね先生
 それがいいわ。飲み残しを早く見つけて早く対処することが大切よ。

 

授乳のしこりが下側で痛いときは?注意することは?

授乳のしこりが下側で痛いときは?注意することは?

 

今まで痛みがなかったしこりが、突然痛みを感じるようになった場合は、うつ乳の状態から乳腺炎になってしまったと可能性があります。

乳腺炎には大きく分けて2つの種類があります。

 

乳汁うっ滞性乳腺炎

乳腺の中に母乳がたまって炎症がおこっているが、細菌には感染していない状態の乳腺炎のことをいいます。

症状としては、しこりができたり、痛みが出たり、赤くなって熱を持つことがあります。

 

感染性乳腺炎

乳腺の中にたまった母乳の中に細菌が入り込んでしまったことで、感染をおこしてしまった状態の乳腺炎です。

症状は38~39℃の高熱が出たり、乳房がズキズキと激しく痛んで、赤くなり熱をもつことが多いです。

 

乳腺炎の症状が出てきても、焦らずに上記リンクの下側にしこりがある場合の対処法を行うことで、悪化を予防したり、うまくいけば乳腺炎を治すことができます。

 

乳腺炎についてはこちらで詳しく説明しています。

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乳腺炎にまで悪化すると、熱が出たり、痛みが強かったりとつらい症状が出てきます。

助産師にマッサージをしてもらうことでつまりが解消されると、しこりが無くなり、すぐに楽になることもあるので、早めに産婦人科を受診したり、助産師に相談することをおすすめします。

産婦人科を受診すると、症状がひどい時は抗生剤や鎮痛剤、葛根湯が処方される場合もあります。

 

葛根湯の効果や乳腺炎についてはこちらで詳しく説明しています。

是非参考にしてみてください♪

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今回のまとめ

 

この記事では、授乳のしこりが下側にあるときの原因について、そして痛みがないしこりや、痛みがあるときのしこりについてもお話ししました。

下側にしこりができたときは、下側に母乳の飲み残しがあるというサインです。

痛い時や熱が出てしまったときでも、授乳を中止することは症状を悪化させてしまいます。

この記事の内容を参考にしてもらい、フットボール抱きや縦抱きで授乳を続けながら、早めに産婦人科や助産師に相談してみてください。

きっと、あなたの辛い症状に合った方法を見つけてくれるはずです。

ABOUT ME
キリ
小学生の二児の母で助産師のキリです。 二人とも完母で育てることができましたが、なかなか大変でした。 助産師の経験上、母乳育児や子育ては大変だということは理解しているつもりでしたが、実際に育児をしてみると想像以上に大変で驚きました! 母乳や育児を毎日がんばっているママのお役に立てるような記事を書いていきたいと思います!