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母乳でしこりが上に 飲ませ方は?授乳の飲み残しって?姿勢についても

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この記事では、しこりが上にあるときの飲ませ方や姿勢について、授乳の飲み残しについてもご紹介していきます。

つらいしこりは、できるだけ早くとってしまいたいですよね。

胸の上側にできたしこりを改善するためにはどうしたらいいの?

その疑問を解決する大切なポイントを、すべてお話していきます!

上側にできたしこりを改善するためのポイントを知って、しこりがひどくならないようにしていきましょう。

 

母乳でしこりが上に 飲ませ方は?ポイントは?

母乳でしこりが上に 飲ませ方は?

 

しこりの多くは、乳腺の中に母乳がたまったことが原因でできます。

つまり、しこりをなくすためには、たまった母乳を出すことが一番大切なことです

 

胸の上側にしこりがあるということは、上側の乳腺に母乳がたまっているということになります。

上側だけに母乳がたまるということは、その部分だけが上手く飲めていない可能性があります

 

赤ちゃんの母乳の飲み方って?

上側のしこりを取る方法を説明する前に、まず赤ちゃんの母乳の飲み方についてお話しします。

赤ちゃんの飲み方を知った方が、この後の説明がわかりやすくなると思います。

 

普段、おっぱいを吸うと表現されることが多いですが、赤ちゃんは、母乳をストローのように吸っているのではありません。

舌で乳首を包んで、舌で上あごに押し付けるようにして母乳を絞り出しているのです。

赤ちゃんは、舌と下あご、上あごを器用に動かすことで母乳を絞り出しています。

そのため、上あごと下あごが当たる部分の方が、母乳がたくさん絞り出すことができる仕組みになっています。

 

上側のしこりがある場合の飲ませ方のポイント

 

  • 縦抱きがおすすめ

しこりのある上側に上あごが当たるように抱いて授乳をすると、上側の母乳をたくさん吸ってくれます。

 

  • 少し搾乳する

赤ちゃんに飲んでもらえないときは、少し搾乳をしましょう。

搾乳をする場合は、しこりのある部分と乳頭を結んだ線の上に指を置くようにすると、たまっている母乳が出やすくなります。

しかし、搾乳しすぎるのもよくありません。

搾乳をすればするほど、もっとたくさん母乳が作られてしまいます。

軽くなる程度に抑えることが大切です。

 

  • 軽く圧迫しながら吸わせる

しこりの部分に手のひらを当て、軽く圧をかけながら赤ちゃんに吸ってもらうとたまった母乳が出やすくなります。

手で抑えると痛みが強くなる場合は圧迫しなく手も大丈夫です。

無理をしないでくださいね。

 

  • 適度に上側のみを冷やす

冷やすことで痛みを和らげることができます。

また、母乳の分泌を少し抑えて母乳がたまりすぎるのを防ぐ効果もあります。

ただし、冷やしすぎは母乳の流れが悪くなり、しこりが悪化する可能性があります。

冷やしすぎには気を付けましょう。

 

上側にできたしこりの仕組みや原因については、こちらで詳しく説明しています。

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授乳の飲み残しはしこりになる?本当なの?

授乳の飲み残しはしこりになる?本当なの?

 

授乳中にできるしこりのほとんどは、うつ乳(乳腺の中に母乳がたまった状態)が原因です。

この母乳がたまった乳腺がしこりとして硬く触れるようになるのです。

どうして母乳が乳腺の中にたまってしまうのでしょうか?

それは、赤ちゃんの飲み残しが原因となることが多いのです

 

赤ちゃんの飲み残しの主な原因

  1. 同じ姿勢で授乳している
  2. 赤ちゃんの吸う力が弱い
  3. ゆがみ飲みをしている

などがあります。

ゆがみ飲みとは、乳首をまっすぐにくわえずに授乳することを言います。

ゆがみ飲みは、赤ちゃんの抱き方が正しい位置でなかったり、赤ちゃんによっては舌の使い方が上手くできないことなどが原因でなることが多いです。

 

ゆがめ飲みの見分け方

母乳を吸い終わったあとの乳頭の形を見てください。

乳頭の形が授乳を始める前と同じ形なら大丈夫です。

この形がゆがんでいると飲み方やくわえさせ方がまっすぐではない可能性があります。

 

上記の見分け方を参考にして、ゆがみ飲みかどうかをチェックしてみましょう。

乳首の形が変わっていたら、授乳姿勢やくわえさせ方が正しくできているかチェックすることをおすすめします。

詳しいチェック方法は次で詳しく説明していきますね。

 

うつ乳の原因と対策についてはこちらで詳しく紹介しています。

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授乳の姿勢としこりって?関係性はあるの?

授乳の姿勢としこりって?関係はあるの?

 

正しい授乳姿勢で正しいくわえさせ方をしていないと、ゆがみ飲みになる可能性があります。

正しい授乳姿勢でうまくくわえさせると、赤ちゃんも短時間にたくさん飲むことができ、飲み残しも少なくなります。

 

正しい授乳姿勢のポイント

 

  • ママと赤ちゃんのおへそが向かい合うように抱っこする

すごく大切なポイントです!

こうすると赤ちゃんの授乳中の姿勢が真っ直ぐになるので、赤ちゃんは集中して母乳を飲むことができます。

赤ちゃんのおへそは天井を向いていて、お顔だけが胸の方を向いている状態では、赤ちゃんは顔だけを横向きにして食事をしていることになります。

大人でも横向きで食事なんてできませんよね?

まっすぐの姿勢で授乳をさせてあげることが大切なのです。

 

  • ママの体に赤ちゃんをしっかり引き寄せる

ママと赤ちゃんの体をしっかり密着させます。

引き寄せることでママも楽に正しい授乳姿勢を保つことができます。

そして、赤ちゃんは安心して授乳に集中することができます。

 

  • 乳首を赤ちゃんの舌の上にしっかり含ませる

赤ちゃんの上あごを見ると、大人にはない深いくぼみがあります。

赤ちゃんは舌に乳首を巻きつけて、この上あごのくぼみに押さえつけるようにして母乳を絞り出しています。

つまり、このくぼみに乳首が当たるようにくわえさせてあげることが大切なのです。

想像以上に、赤ちゃんの舌の奥深くにしっかり乳首を含ませてあげることが必要です。

 

  • 赤ちゃんの唇が外側に開いている

朝顔の花びらのように上唇も下唇も外側に広がっていることが、しっかり乳首をくわえているのかを確認するポイントになります。

舌の奥にしっかり含ませてあげると、乳輪はほとんど隠れるぐらいになると思います。

 

  • 赤ちゃんの下あごを胸に密着させる

下あごが胸に密着するまで、しっかり赤ちゃんをママの体に引き寄せます。

この時、赤ちゃんの鼻が潰れないように注意しましょう。

 

岬(みさき)
岬(みさき)
 ・・・難しそうです
ねね先生
ねね先生
 慣れるまでは大変かもしれないわ。大変だと思ったら一人で悩まず助産師に相談してみて。あなたに合った方法を教えてくれるわ。

 

今回のまとめ

この記事では、しこりが上にあるときの飲ませ方や姿勢について、授乳の飲み残しについてお話ししました。

しこりができるのを予防したり、できてしまったしこりを改善するためには、授乳姿勢やくわえさせ方が大切です。

コツをつかむまでは難しいと感じると思います。

しかし、コツさえつかんでしまえば、今まで以上に楽に授乳できると思います。

正しい授乳姿勢をママの腕の力だけで保つことは本当に大変です。

肩こりや腱鞘炎の原因にもなります。

クッションやタオルなどを使って、楽に授乳姿勢を保つように工夫してくださいね。

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キリ
小学生の二児の母で助産師のキリです。 二人とも完母で育てることができましたが、なかなか大変でした。 助産師の経験上、母乳育児や子育ては大変だということは理解しているつもりでしたが、実際に育児をしてみると想像以上に大変で驚きました! 母乳や育児を毎日がんばっているママのお役に立てるような記事を書いていきたいと思います!