この記事は、授乳のしこりが痛くないときに放置しても問題ない?授乳のしこりが自然に治ることもあるの?母乳のしこりで詰まることがあるの?という疑問について説明していきます。
授乳中に痛くないしこりができたときは、病院に行くべきかすごく悩みますよね。
痛くないのなら病院に行かなくても自然に治るかもしれないし、痛くないのなら病院にいくのは大げさかも?
と感じている場合もあるのではないでしょうか?
この記事をんでもらいたいのは、
- 痛くないしこりができたときの対処法を知りたい
- 痛みのないしこりができたけれど、病院に行こうか悩んでいる
- しこりを自力で治したいと考えている
- しこりは自然になおるものなのか知りたい
- しこりが原因で母乳がさらに詰まってしまうことがあるのか知りたい
しこりについての疑問があるあなたに、痛くないしこりができたときの原因や対処法についてお話していきます。
授乳のしこりが痛くない 放置は?問題ない?

授乳中にできるしこりのほとんどは、うつ乳が原因です。
うつ乳とは、乳腺の中に何かの原因で母乳がたまってしまうことです。
そして一部分の乳腺の中に母乳がたまることで、乳腺が硬く触れるようになったものがしこりです。
胸のどこにでも母乳はたまるので、うつ乳が原因でできるしこりは胸のどこにでもできる可能性があります。
そして、胸のどの部分に母乳がたまっているかによって、しこりができる場所は変化します。
しこりの痛みはその時によって症状は色々で、痛みがないもの、押すと痛みを感じるもの、押さなくても痛いものなどがあります。
痛みがない、またはあまり痛くない状態ということは、乳腺炎の一歩手前の状態です。
乳腺炎にまで悪化していないこの段階で早めに対処をすることを強くお勧めします!
なぜなら、炎症をおこしていない方がしこりは取れやすいので、放置することはお勧めできません。
何も対策を取らずに放置をすることで、しこりの部分が炎症を起こしズキズキ、チクチク痛みを伴う乳腺炎に悪化していく可能性があります。
しかし、お仕事をしていたり上の子供を連れて外出することが難しいなど、なかなか相談できないと思っているあなたに、ぜひ実践してほしいポイントがあります!
そのポイントについては、次の項目で詳しくご紹介していきますね。
マッサージについてはこちらで詳しく説明しています。

授乳のしこりが自然に治ることもあるの?

しこり=乳腺の中に母乳がたまってできた、かたまりのことです。
つまり、乳腺の中に母乳のたまりがなくなれば、しこりは自然に治っていきます。
授乳中の赤ちゃんの抱っこの仕方などいくつかのポイントを実践すれば、しこりが小さくなっていくことも多いのです。
しこりをなくすためのポイント
- とにかく、赤ちゃんにたくさん吸ってもらいましょう。
- しこりのある方の胸から授乳をしましょう。
- しこりのある部分と乳首を結んだ線の上に、上唇と下唇が当たるように授乳姿勢を工夫しましょう。
- しこりのある部分と乳首を結んだ線の上に指を置き、搾乳をしましょう。
- 適度に冷やしましょう。
- しこりの部分を軽く圧迫しながら吸わせましょう。
- 正しい授乳姿勢で飲ませましょう。
- 疲れやストレスをためないように、休めるときはしっかり休みましょう。
どのポイントも通常の授乳に少し加えることができるポイントだと思うので、実践しやすいものだと思います。
①の赤ちゃんにたくさん吸ってもらうというポイントは必須ポイントです!
赤ちゃんにたくさん吸ってもらうだけでしこりがなくなることもあります。
すべてのポイントを実践できなくても、自分の授乳スタイルと照らし合わせて、実践できる項目だけでも取り入れてみてくださいね。
しこりをなくすポイントの詳細については、こちらで詳しくお話ししています。
是非参考にしてみてください。

正しい授乳姿勢や、軽く圧迫しながら授乳する方法、しこりがあるときの搾乳方法についてはこちらで詳しく説明しています。

母乳のしこりで詰まることがあるの?

結論からいうと、しこりができたから詰まるのではなく、乳腺が詰まったり狭くなっているためしこりができることが多いです。
乳腺が細くなったり詰まったりすると、母乳が上手く流れていかずに、乳腺の中に母乳がどんどんたまっていきます。
母乳が乳腺の中にたまることで、乳腺が硬く腫れてしまいしこりとして触れるようになるのです。
乳腺が詰まった状態を、専門用語で乳管閉塞といいます。
乳管閉塞の症状は人それぞれ違います。
乳管閉塞の症状
- 授乳した後にも胸が張ったり、胸にしこりができる
- しこりを押さえると痛い
- 授乳すると乳首が針で刺されたようにチクチク痛む
- 乳首の一部分が白く変色している(白斑)
- 乳首の一部に水膨れのような腫れがある
- 赤ちゃんがいつものように、たくさん母乳を飲まない
初めは気が付かないほどの小さなしこりでも、乳管閉塞がおこっていると母乳が上手く出ていかなくなります。
すると、赤ちゃんが吸ってもいつものように母乳が出てこなくなり、赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、いつもより母乳の飲む量が減る場合もあります。
赤ちゃんが母乳を飲みとる量が少なくなると、乳腺の中に母乳がたまってしまい、しこりが悪化するという悪循環がおこってしまいます。
上記のしこりをなくすためのポイントは、乳腺の詰まりをとるための方法でもあります。
症状が悪化しないように実践して、乳腺の詰まりを解消していきましょう。
これらの対処法を実践しても症状が無くならない場合は、早めに助産師や産婦人科の医師に相談することをおすすめします。
今回のまとめ
この記事では、授乳のしこりが痛くいときに放置しても問題ない?や、授乳のしこりが自然に治ることもあるの?母乳のしこりで詰まることがあるの?についてご紹介しました。
授乳のしこりや詰まりを放置すると、どんどん悪化してしまう可能性があります。
詰まりを解消するためには、とにかく赤ちゃんにしっかり吸ってもらうことが一番です。
また、少しの工夫でさらに効果的につまりを解消することできます。
ぜひ実践して、悪化しないように対策を取っていきましょう!