この記事は、母乳へ影響する食べ物とその量について、母乳のアレルギーへの影響、そしてはちみつの母乳への影響についても詳しくご紹介します。
- 母乳に影響がある食べ物ってどんなのがあるの?
- 食べたら赤ちゃんにも影響がある食べ物って?
- 赤ちゃんのアレルギーは母乳と関係あるの?
- はちみつは食べても母乳に影響はないの?
こんなお悩みをお持ちのお母さんに合った内容になっています☆
母乳と食べ物に関係があるという話を聞くと、影響する食べ物はどのようなものなのか、どんな影響を赤ちゃんに与えるのかなどが気になりますよね(>_<)
ママの食べ物が赤ちゃんに影響することやその理由について詳しくお話していきます!(^^)!
正しい知識で、母乳育児を楽しんで頂きたいので、ぜひ参考にしてみてください^^
母乳に食べ物の影響は?どのくらいの量なの?
母乳への食べ物の影響とその量についてご紹介します。
母乳への食べ物の影響は、はっきりとはわかっていません。
ですが、多少はママの食事の成分が赤ちゃんに移行することは分かっており、少しずつ赤ちゃんへの移行する量も分かってきました。
卵やアルコールについて移行量等を載せたので参考にして下さいね!(^^)!
<母乳への移行量>
- 卵
ママが食べた量の100万分の1~10万分の1程度移行すると言われおり、ママが食べた量の0.00001~0.000001%程母乳に影響します。 - カフェイン
0.6~1%程が母乳に移行します。
コーヒーなら2、3杯、コーラなら3L以上で、赤ちゃんに影響する可能性があります。 - アルコール
2%が母乳に移行します。
分かりにくですが、卵はかなりわずかな量ですよね!
これは食事すべて同じというわけじゃなく、移行する割合は食品によって違ってきます。
ママの摂取したカフェインが移行する時間は↓を確認してください^^
卵やカフェインと比べると、アルコールは移行する割合が高く、アルコールは微量でも赤ちゃんに影響がありますので注意が必要です。
詳しくは↓を参考にしてください^^
摂取の量やタイミングに注意するのよ☆
母乳の時のママの食事とアレルギーとの関係って?
ママの食事とアレルギーの関係についてまとめます。
ママの食事とアレルギーの関係については、
- ママの食事でアレルギーになるのか?
- アレルギーがあるとママの食事も制限するのか?
といった疑問が主な疑問ではないでしょうか。
そこで、この2つの疑問についてまとめていきます。
まず、ママの食事で赤ちゃんがアレルギーになるかについてまとめていきます。
ママの食事で赤ちゃんがアレルギーになるってホント?
「ママがアレルゲンになる食べ物を沢山食べると赤ちゃんがアレルギーになる」と聞いたことありませんか?
こんな話を聞くととても心配になりますよね?!
ですが、ママが卵や牛乳を食べたからといって、赤ちゃんがアレルギーになるわけではありません。
ママの食事と赤ちゃんのアレルギーには関係がないとされています。
妊娠中と授乳中の母親の食事はアレルギー疾患の発症に関係ないとされています。偏食を避け栄養に配慮した食生活が必要です。
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
生体防御系内科部 アレルギー科 医長 大矢幸弘先生、
栄養管理部 室長 中野美樹先生 監修
引用:食物アレルギーねっと
医学的にはっきりと分かっていないので、「たくさん食べ過ぎてしまうとアレルギーを発症する可能性があるので、食べ過ぎには注意しましょう」と言っている小児科医師もいます。
食べ過ぎには注意するほうが安心でしょう。
牛乳や卵は栄養価が高く健康に良いですし、ママが取り入れることで母乳に移行し、アレルギー物質を摂ることで赤ちゃんは免疫力ができるといった良い影響も与えてくれる場合があります。
詳しくはこちらを参考にして下さいね☆↓
赤ちゃんに異常がみられない限りは、ママは食事制限や過度なアレルゲン除去をした食事にする必要はないとされています。むしろ、母乳育児中も、卵や牛乳などのアレルゲンを適度に摂りながら授乳をすることがすすめられています。
これは、赤ちゃんが母乳を通じて卵や牛乳を口にするより、間接的にアレルゲンを体内に摂り入れて、身体を慣らすことが目的のようです。母乳育児中も、ママがアレルゲンとなる食品を適度に摂ることが、赤ちゃんの免疫力につながると考えられています。
しかし、授乳後に、赤ちゃんの皮膚に赤みが増したり、呼吸が苦しそうであったりすることが続くようであれば、小児科か小児アレルギー科を受診するようにしましょう。赤ちゃんの状態や症状によって、対処の方法が変わることがあります。異常がみられた場合は、医師の指示にしたがうことが大切ですよ。
引用:ままのて 母乳育児は赤ちゃんのアレルギーに影響するの?母乳と食物アレルギーの関係(小児科医監修)
ですから、普段通りに食べるようにしましょう。
また「今日は食べ過ぎてしまったかも」なんて日があっても、赤ちゃんに変わりがなければ大丈夫です(^^♪
心配しすぎないようにしましょう!
アレルギーのもとになる食品をとって、赤ちゃんの免疫を上げることにも繋がるのね。
赤ちゃんにアレルギーがある場合は?ママの食事との関係はあるの?
赤ちゃんにアレルギーがある場合のママの食事との関係についてもご紹介します。
「赤ちゃんがアレルギーがあるとママはアレルギーの食事を避けないといけない」
と聞いたことがありませんか?
これは本当なのでしょうか?
離乳食が始まってから赤ちゃんにアレルギーがあることが分かると、赤ちゃん自身はその食材を避けないといけないことが多いです。
ですが、もし母乳と食事が関係しているであれば「自分も食べないほうが良いのでは…」と思ってしまいますよね(>_<)
確かに、ママがアレルギーの原因となる食事を食べると、その成分は微量に母乳へ移行します。
しかし、それはほんのわずかです。
ママがアレルギーの原因となる食品を食べたとしても、母乳に含まれるアレルゲンはほんの微量とされています。
引用:ままのて 母乳育児は赤ちゃんのアレルギーに影響するの?母乳と食物アレルギーの関係(小児科医監修)
赤ちゃんにアレルギーが出た時ママの食事は?対処法も解説☆
赤ちゃんにアレルギーがある場合、ママ食事はどうすればいいのでしょうか?
アレルギーが赤ちゃんに出た時の対処法をまとめてみたので参考にして下さいね☆
<赤ちゃんにアレルギーが出た場合の対処法>
- 母乳が原因でアレルギー症状がでたのかを病院で調べる。
- アレルゲンを含む母乳が原因であったと確認されると、医師の指示のもとにアレルギーの原因となる食品を除去する。
病院に受診して、医師の指示を守ることが大切よ。
お母さんが特定の食物を摂取したあとの授乳によって赤ちゃんに症状が出たとしても、ほとんどが湿疹や発赤などの皮膚の症状です。
母乳が原因で赤ちゃんにアレルギー症状が出るとわかった場合には、お母さんは特定の食物を除去することになりますが、加工食品程度は食べられることが多いです(たとえば鶏卵を除去する場合、鶏卵そのものは除去をしますが、パンやクッキーなどの鶏卵を使用した加工食品は摂取しても赤ちゃんの症状に影響しないケースが多いです)。
湿疹が落ち着いて離乳食を始める頃にはお母さんの食物の除去は不要になることが多いので、除去の内容や期間などお母さんへの負担が大きいときには医師に相談しましょう。
引用:食物アレルギーHOME
医師と相談して進めるのよ☆
赤ちゃんに重度のアレルギー症状がみられない場合は、母乳育児中でもアレルゲンを気にした食事制限は必要ないとされています。赤ちゃんに異常がなければ、ママはおいしいものをバランスよく食べて、食事に対するストレスを減らしながら育児をすすめていけると良いですね。
引用:ままのて 母乳育児は赤ちゃんのアレルギーに影響するの?母乳と食物アレルギーの関係(小児科医監修)
- 基本的には、赤ちゃんにアレルギーがあったとしても、普通の量であれば赤ちゃんには影響は出ないことがほとんどです。
- 重度のアレルギーの赤ちゃんなどの場合には、ママの食事が影響することもあるので、特定の食品を食べた後に、赤ちゃんの湿疹や機嫌の悪さなど出るようであれば、避けることが必要になります。
いずれにしても、アレルギー食品の除去は判断が難しいので、自己判断でやめたり、食べたりせずに医師の指示に従ってください。
母乳にはちみつって?ママは食べても大丈夫?
母乳とはちみつについてご紹介します。
「はちみつを1歳以下の子どもにあげて赤ちゃんが亡くなった」
とニュースが全国的に話題となったこともあり、1歳未満の赤ちゃんにはちみつをあげてはいけないということは知っている方も多いでしょう。
では、赤ちゃんの母乳を作るママも食べても避けないといけないのでしょうか?
ママは食べても大丈夫です。
授乳中のママがはちみつを食べて赤ちゃんが感染したという報告はありません。
<赤ちゃんがはちみつを食べてはいけない理由>
はちみつにはボツリヌス菌という菌がおり、乳児が蜂蜜を口に入れることで感染してしまい、「ボツリヌス症」という病気になります。
ただ、ママの手にはちみつがついていたり、スプーンなどにはちみつがついていたりすると、赤ちゃんに口に入ってしまうと感染してしまう可能性があるから気をつけるのよ!
食事と母乳への影響に関して正しい知識を持とう!
今回は、母乳へ影響する食べ物とその量について、母乳のアレルギーへの影響、そしてはちみつの母乳への影響についても詳しくご紹介しました。
母乳に食事が影響する量ははっきりと分かっていませんが、赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性のあるカフェインとアルコールについては、目安の量がわかっているので、今回お伝えした量を参考にして摂るようにしましょう☆
アレルギーについては、基本的にはママの食事が影響することはありませんが、過剰にとりすぎると影響する可能性があるので、食べ過ぎには注意しましょう!
赤ちゃん自身に食品のアレルギーがあることが分かっている場合には、アレルギーのある食品をママが食べた後に、赤ちゃんに湿疹が出たり機嫌が悪くなることがないかは確認してあげるようにしましょう。
また、赤ちゃんにが食べてはいけないはちみつですが、ママがはちみつを食べても赤ちゃんに菌がうつることはないので、ママははちみつを食べても問題ありません。
ママの食事と赤ちゃんへの影響について、正しい知識を持っていれば安心できますよね☆
正しい知識を持ってバランスの良い食事を心がけましょう!
ぜひ、参考にしてみてください^^