この記事は、母乳育児がつらい原因についてと、母乳育児がしんどいときの対処法と、母乳育児のコツについて詳しくご説明していきます。
母乳育児がつらくなったりしんどくなった時の解決策や対処法も載せていますので、母乳育児で悩んでいるママは読むことをお勧めします☆
あなたは母乳育児がしんどくなったり、つらくなった経験がありませんか?
母乳育児が辛くなったこと…私は大いにあります!
母乳育児が辛いという経験は何も私に限ったことではなく、きっとあなたも今そう感じているのではないでしょうか?
そこで、母乳育児が辛くなる理由や母乳育児がしんどくなってしまったときの対処法についてもお話しします。
そして、私はとても大変な道のりでしたが、混合育児から完全母乳にすることができました。
その経験をもとに、私が知った母乳育児の7つのコツをあなたとも共有していきます☆
私自身が完全母乳になるまでの経験を踏まえた上での話になりますが、これから母乳で育てたいママにはきっと参考になることばかりですから、一度読んでみてくださいね!
![母乳育児のメリットは?デメリットは?母乳とミルクの割合についても](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2019/03/e5afe43451799a929a6ad2b0e4e40759.png?resize=320%2C180&ssl=1)
母乳育児がつらい?原因って?
![母乳育児がつらい?原因って?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2019/02/72e03e016924d15b675d8346566e02b1_m.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
母乳育児をしていると辛くなる時は一度や二度ではないでしょう。
もちろん、私も辛くなった経験はありました…。
その中でも、母乳だけで育てようと母乳育児のために食事や生活に気を使ってがんばっている場合は、余計に辛くなる時があります。
また、私自身も経験したことですが、辛くなった時に母乳育児について調べてみると、母乳育児のサイトやブログにはキラキラとした内容や母乳育児楽しい!などのような情報ばかりが多く並んでいました。
そのような内容を見ているとどうしても、「え?自分だけが母乳育児をしていて辛いのかな…」と考えてしまいます^^;
しかし、母乳育児が辛いと思っているのはあなただけではありません。
母乳育児が辛いのは、順調に母乳育児をスタートしたママや母乳がとてもたくさん最初から出ているママにさえも、本当に誰にでも起こりえることなのです。
では、母乳育児が辛くなる原因は一体何なのでしょう?
そんな母乳育児が辛くなる原因として考えられることを以下にまとめています。
あなたはどれかに、または複数に当てはまるかどうか、一度チェックしてみてください。
母乳育児が思うように進まない又は母乳が出ない
母乳育児をやりたい、母乳で育てたいと思っているとなかなか母乳がでなかったり、母乳育児がすすまないと辛くもなります。
母乳育児は簡単なことではありません。そのため、母乳育児をがんばることが辛くなることがあります。
母乳育児をしていると自分の休養が取れない
母乳育児をしていると夜間の授乳や夜泣きなどで寝不足になります。
夜にも何回も起きないといけないです。
それなら昼に寝ればいいと考えても、日中も家事や育児をしているとついつい時間が経ち、結局昼寝できる時間も短くなります。
このように、本当に育児中のママは寝る時間がありません!
そのような時は、家事は産前のようにすると大変なのでほどほどで適度に手抜きをして行いましょう。
それか旦那さんの理解が得られる場合は、旦那さんに分担してもらうのも1つの手です^^
それに、母乳育児の間くらいは、睡眠時間を優先して家事ができてなくてもいいのではないでしょうか?
他にも、完母は嬉しいけど、ミルクを拒否される・飲んでくれないから他の人に預けられないということもあります。
これではママは休めませんので、そうすると結果的に母乳育児がしんどくなることもあります。
また、完母だからと赤ちゃんの世話は全てあなたが行い、24時間、週7日間ずっと赤ちゃんと一緒なんてこともあるのではないでしょうか?
そんな時は、たまにはパパや周りに少しだけ赤ちゃんを預かってもらい、からだを休めたり、気分転換をするようにしましょう。
母乳以外の育児ならパパもできるので、母乳以外はパパに任せてママは少しだけ横になったり、ゆっくりとカフェに行ったりするのもいいのではないでしょうか^^
以上のように、色々と工夫して少しでもママが休める方法を試してみてくださいね!
乳房のトラブルや痛み
乳頭の痛み、裂傷などで授乳に痛みが伴う場合には、授乳自体が嫌になることもあります。
または、胸が張って痛い場合や乳腺炎などの場合には、授乳中以外にも日常的に痛みがあり、母乳育児が億劫になったしまうこともあります。
母乳育児の中でトラブルが起きた時には、ミルクに変えてみるのも手ですよ。
乳房が張っている時は母乳を出すことで解消されますし、母乳が溜まったままになっていると作られる量が減ってくるので、ミルクに変えている間も適度な搾乳をしてみてくださいね。
また自分で対処してみても改善しない場合は、早めに母乳外来に相談してみましょう。
食事制限によるストレス
母乳育児をしていると食事を制限している場合もありますよね。
母乳と食事には関係があると言われると赤ちゃんにとっていい母乳を出したいと思い、食事制限も頑張っているママもいるかと思います。
赤ちゃんのために・・と頑張っていても何カ月も続くとしんどくもなってきますよね。
医師に指導されていない場合などは、適量であれば基本的に食事は自由です。
ストレスをため過ぎることはよくないので、息抜き程度に少し好きなものをたべて、上手にストレスを発散しながら、食事制限を続けてみてはどうでしょうか。
母乳の出が悪いのが原因で赤ちゃんの体調不良が起こっていると悩む
これは食事制限にもつながるところはありますが、赤ちゃんが何らかの不調になったときに自分の食生活などのせいで、母乳が悪いから、赤ちゃんに影響がでたと自己嫌悪に陥ることもあります。
例えば
- 赤ちゃんにアトピーが出たら⇨自分がアレルゲンをとったせいかも…
- 乳児湿疹がでたら⇨自分の食生活のせいだ…
などと悩んでしまう事があります。
確かに、上記のような情報はインターネット上にあふれていますが、果たしてその情報は正しいのでしょうか?
もしかしたら間違っているかもしれないという、正しいかどうかわからない情報に振り回されて、あなた自身がしんどくなってしまっている可能性もあります。
その良い例として、先ほどの↑の例で出ていたアレルギーや乳児湿疹が母乳やママの食生活などが原因である場合は極めてまれです。
詳しくは下記の2つの記事を参考にして下さい。
![【助産師執筆】母乳とご飯☆食事が影響する時間や湿疹が出る場合とは?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2019/02/c639152ff41c992b8244e3bb6ae4987d.png?resize=320%2C180&ssl=1)
![【助産師執筆】母乳に食べ物の影響はあるの?アレルギーとの関係は?はちみつについても徹底解説☆](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2019/02/88c3f5d12c926c6cb871703ef9713606.png?resize=320%2C180&ssl=1)
また、赤ちゃんが不調になったときに受診した病院で先生から「乳児の不調はあなたのせいだ」という事を言われた…などの声もよく聞きます^^;
病院の先生から言われてしまうとすごく凄く落ち込んでしまいますよね…。
ただ、もしも本当に母乳のせいで赤ちゃんが不調になったという事なら、医師は必ずあなたに授乳中の生活について指導を行います。
なぜなら、母乳が乳児の不調の原因の場合、母乳が改善していかないと赤ちゃんの体調も良くならないからです。
ですから指導されなかったのなら、あなたの母乳が原因であった可能性は極めて低いということです。
今までの事を踏まえると、わからないとどうしても一人で悩んでしまいがちです。
そしてそういう時は、ついつい悪い情報に目がいってしまいます。
ですので、もしあなたが母乳について心配な事がある・悩んでいる場合は、地域の保健師や出産した病院の助産師、かかりつけの医師などに相談するといいでしょう。
医師や助産師、保健師などに直接相談しにくい場合は、電話で相談できる窓口もありますので、そちらを活用すると話しやすいですよ!
母乳育児をしている上で周囲の理解が得られない
母乳育児で育てようとするお母さんの前にはいろいろな問題が出てきます。
この「周囲の理解が得られない」というのもその1つです^^;
その場合とても辛いのですが、どのような理解のなさなのか、またどう解決していけばいいのかについて見ていきましょう。
母乳推進派の過度の理解や理解して欲しい部分がわかってもらえない時の悩み
あなたの周りにも母乳推進派の人はいますか?
母乳育児はとても尊いものだと私自身感じていますし、赤ちゃんに母乳をあげるのはとても幸せなことですので、母乳推進がダメということではありません。
ただ、「母乳じゃないと絶対にだめ!」だとか、「え?ミルクなんてあげているの?」など、このような事を言われるとママとしてはかなり辛い部分がありますよね?
このような人が近くにいる場合には、ママ自身母乳育児じゃないとだめなんだと感じてしまい、母乳育児以外を受け入れられなくなるという事があります。
そうなると、母乳育児がどんどん辛いものになってきてしまいます。
実際に私も産後に「母乳?」と会う人会う人に聞かれました^^;
幸いというか、私はほぼ完母でしたのでそれ以上のことはいわれませんでした。
ただそのような時は決まって、私が「母乳です」と答えると「よかったね!」と言われたことを覚えています。
私自身この言葉にとても違和感を感じました。
母乳で良かった、母乳じゃないとだめ、などの事を他人に決められないといけないのはどうしてなんだろうと不思議でした。
母乳育児をしているのは私自身なので、本来なら、母乳で育ようがミルクで育てようが他人には関係ないことです。
母乳かミルクかよりも、ママ自身が赤ちゃんに愛情を注ぐ事こそがとても大事なことではないでしょうか?
そのように感じていた私は、母乳かミルクかを聞いてくること自体にとても違和感を感じたのです…。
あくまで個人的な見解ではありますが、母乳で育てた・ミルクで育てたなどで世の中のママの評価が左右されるのは間違っているのではないでしょうか。
あなたが母乳育児で育てたくて一生懸命がんばるのは、赤ちゃんにとっても良いことです。
ただ、母乳育児を周囲がママに押しつけるということは間違っています。
ですのでもしあなたが周りの理解のなさに母乳育児を続けることが辛くなったら、その理解のない人たちの言葉は忘れて、あなた自身の方法で楽しく赤ちゃんを育てましょう。
それが母乳でもミルクでも、ママが笑顔で笑いかけてくれる事が赤ちゃんには一番嬉しいからです。
母乳育児をしていく中での夫の理解が得られない時の悩み
もう1つの別の周囲の理解として、よく聞くのが夫の理解のなさです。
母乳育児をしているママはとても大変ですよね?
寝不足になるし、乳房の痛みもあるし、食生活にも少し気をつけないといけないし…
そのような日々のいろいろな悩みが沢山あるんです!
それなのに、一番理解してほしい夫には全く理解されず、育児は手伝わない・心ない言葉をかけられる…など
そんな毎日はとても辛いですね^^;
夫の理解のなさに苦しんでいるなら、その状況を改善することが母乳育児のためにも大切です。
解決策としては、
「パパに具体的にいつ・何をしてほしいのか?」
という事を伝える事です。
旦那さんの立場から言うと
「(本当は手伝いたいけど)何をしたらいいのかわからない…」
「(何かすると間違っていたら怒られる)何もしない」
と考えているのかもしれません。
夫婦でも話してみないと、相手の気持ちまではわかりません^^;
ですからまずは1つとても小さな事でいいので、あなたから旦那さんに「してほしいこと」をお願いしてみましょう☆
例えば赤ちゃんが泣いていたら…
「ちょっとオムツを見てみて」
「抱っこしてゆらゆらとしてあげて」
などの様に、具体的に指示をだしてお願いするのがコツです。
私の夫は割と協力的でしたが、それでも何をしたらいいのかわからないようでしたので、「なんで泣いているの?」「どうしたらいい?」などと毎回聞かれました。
正直、毎回聞かれることにもイライラしましたが、「私もわからないけど、これかな?!あれかな?!」ととりあえず思いついた事を何でもお願いしていくと少しずつ変わりました
それからは、泣いているととりあえず抱っこして歩いてみるとか、オムツを見てみるとか、母乳をいつ飲んだか聞きにくるとか…してくれました^^
上記はママからすると当たり前のことばかりなのですが、パパは少しずつ覚えていくしかないのです。
今回私は、男性は子供が産まれてから父性が育ち始めると言われているように、1つずつ赤ちゃんと触れ合ってもらいながら父性を育てていくしかないんだな…ということを強く実感しました。
以上の事は私の体験談ですが、もし夫の理解が得られない…と今苦しんでいるママは一度試してみてくださいね。
父性は赤ちゃんと触れ合って育つんですね~
母乳育児がしんどい?対処法は?
![母乳育児がしんどい?対処法は?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2019/02/23868ca6829c7ea73a760a9da7dc8b79_m-1.jpg?resize=1024%2C683&ssl=1)
母乳育児を頑張っているとたまにしんどくなることありますよね。
私も母乳育児をしている中に自己嫌悪に陥ったり、しんどくなったことは多々あります。
育児だけでも大変なのに、母乳育児を頑張るのはとっても大変なことです。
たまにしんどくなることもあります。
では、母乳育児がしんどくなって時にはどうしたらいいのでしょうか?
母乳育児がしんどくなったときには、以下のことを試してみてください。
母乳育児にこだわらない
母乳育児をがんばっていることはとってもすごいことだと思います。
しかし、母乳育児にこだわるあまり、ママがしんどくなったり、怖い顔や辛い顔にはなっていませんか?
赤ちゃんにとってはママが笑っているのが一番です。
母乳でもミルクでもママの笑顔が見れる方が赤ちゃんにとっていいことです。
顔はどう?鏡でチェックしてみたら?(^^)
冗談だけど、本当に顔がこわばっているかもよ?!
また、生活も母乳をいい食事をしないと、運動をしないと、母乳マッサージをしないと・・・と母乳のための生活をがんばりすぎていないですか?
母乳にいい生活をすることは素晴らしいことだと思いますが、生活に縛られ過ぎてストレスになっていませんか?
母乳にいい生活は取り入れやすいところから取り入れたらいいです。生活すべてを変える必要はありません。
母乳にいい生活にこだわらずに、ストレスがたまりすぎない程度に実践していきましょう。
できないことまで無理して頑張ることはないわ。
たまにはミルクを使いましょう
母乳育児のためにはミルクをあげてはいけないと思ってはいませんか?
確かに母乳を出すためにはミルクの量を減らして、母乳を頻回に吸ってもらうことが大切です。
でも、ミルクを使ってはいけないわけではありません。
「ミルク=悪」ではありません。
ミルクを使うことによって、ママが休めるならミルクを1度飲ませるぐらい大したことではありません。
また、母乳のためにミルクを飲ませないのなら、ママが無理することの方がよくありませんよ。
ストレスは母乳の大敵ですし、休息をとることは母乳のためにいいことです。
ミルクを使って、ママは少し休んむことでストレスも軽減して、結果的に母乳のためにいいことになる場合もありますよ。
でも、母乳!母乳!ってなって無理をしすぎることも母乳によくないのですね。
でも、ストレスも母乳育児では重要なのよ!
だから、ストレスをため過ぎるならミルクに頼ってもいいってことよ!
気分転換できることや時間を確保する
先ほども出てきました、ストレスは母乳の大敵です。
ストレスをためないようにしましょう。と言われても、慣れない育児に頻回な授乳をしていて、ストレスがたまらないなんて無理ですよね。
育児に母乳にがんばっていれば、ストレスは多少溜まるものです。ストレスがたまるのはしょうがないので、ストレスを発散する方法を見つけましょう。
気分転換やたまにはママが自由になれる時間を作ってもみましょう。
育児中にストレス発散や気分転換って難しそうと思っていませんか?
気分転換といっても、子どもと散歩に行くことでもいいですし、お風呂にゆっくり浸かるでもいいです。
また、パパや周りの人にも協力してもらってたまにはママもお出かけしたらいいじゃないですか?
友だちと話をしたり、カフェでゆっくりと過ごしたり…。
私も子どもが泣いてどうしようもなくつらい時や、気分が落ち込んだ時には子どもと散歩に行きました。空気が変わるので、どんよりした気分もすこし晴れることができました。また、子どもも笑顔になるので、辛い気持もなくなりました。
あなたにあったストレスの発散方法を探してみてください。
少しずつでもストレスをため込まないようにする方法をいくつか見つけるのもいいでしょう。
母乳育児のコツとは?私が完全母乳で育てた時に気を付けた7つの事!
![母乳育児がしんどい?対処法は?](https://i0.wp.com/bonyuikuzi.org/wp-content/uploads/2019/02/09e0d1e38d2b2f6930711b836fa0c932_l.jpg?resize=1024%2C684&ssl=1)
私が完母で育てた経験に基づいて、母乳育児のコツを7つをお伝えします。
質の良い母乳を作ること
まず、「質の良い母乳」ってどんな母乳だと思いますか?
質のいい母乳は普通の母乳と味も見た目(色)も違います。
母乳の味と色については↓を参考にしてみてください。
他にも美味しい母乳には特徴があります。
美味しい母乳匂いもありません。
母乳の質は、お母さんの体調のバロメータにもなるので、味を確認してみるのはオススメです。
では、どうやったら「質の良い母乳」を作ることが出来るのでしょう。
美味しい母乳を作る方法については↓を参考にしてみてください^^
母乳の原材料を知ろう
「質の良い母乳」の話をしてきましたが、そもそも母乳って何で出来ているかご存知ですか?
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、母乳はお母さんの「血液」から出来ています。
母乳は血液とは少し成分が違います。
母乳を作るのに使われるのはタンパク質などの栄養素、白血球などです。
つまり、血液の赤い色の素である赤血球は使われないので、母乳は白いのです。
そのため、母乳は「白い血液」とも呼ばれています。
おっぱいを鍛えるといい?
おっぱいを鍛えるといってもムキムキにするわけではありません。
おっぱい(乳首)を授乳に耐えれるようにするということです。
おっぱいが出る様になったのに授乳が苦痛になる瞬間があったりしませんか?
私は、乳首が切れ、激痛が走り泣く泣く授乳していた期間がありました。
まだ入院している頃から、乳首の先が切れたり、水泡みたいなものが出来たりして、とても痛い思いをしました…。あなたにもそのような経験があるかもしれません。
そこで、少しでもおっぱい(乳首)を鍛える事でこの苦痛から解放されるように対策をお伝えします。
乳首に亀裂や乳頭痛がある場合は、乳輪・乳頭全体に硬いことが多いです。
赤ちゃんの吸う力はかなり強いので、乳首に大きな力が加わります。そこで、乳首が固いと、赤ちゃんが吸ったときに伸びないのでトラブルが多くなります。
つまり、乳首や乳輪が柔らかいと、乳頭のトラブルは予防できます。
なぜ、乳首だけではなく、乳輪にも伸展性が必要かと言いうと、赤ちゃんがくわえるのは乳首ではなく、乳輪なので、乳輪も軟らかくする必要があります。
また、乳輪が固いと赤ちゃんが吸いにくいので、母乳を飲みにくくなってしまいます。
では、どういうケアをすれば、乳首や乳輪の柔軟性や収縮性を高められるのか?
その方法は授乳直前に少し乳輪を触るだけです。
☆方法☆
1.手で母乳を搾るような感じで、乳輪の奥の方をつかむようにゆっくり、痛くないように圧をかけます。
2.繰り返しマッサージをします。
最初は何も出てきませんが、繰り返すと母乳がじわっと湧き上がって、でてきます。
このくらいまで刺激すると、乳輪は驚くくらい柔らかくなります。
3.これを乳輪全方向に行います。
毎回全方向から母乳が出るまでするのは大変なので、2~3回程度全方向からマッサージを行って、授乳をしてみてください。
すぐに軟らかくなるわけではありませんが、続けて行くことで徐々に軟らかく伸縮性のある赤ちゃんが吸いやすい乳輪を作ることができます。
休息の確保が大切!
おっぱいは「いつ」つくられているかご存知ですか?
実は、休んでいる間につくられています。
したがって、母乳育児に休息は必要不可欠です。
とは言え、子育て中のお母さんは睡眠不足になりがちですよね?
そんな時は、赤ちゃんがお昼寝している間に一緒に横になったり、少しくらい家事は手抜きして、自分の身体を休めることを優先させて下さい。
疲れが溜まってしまうと、母乳の出も悪くなってしまいます。
眠らなくても、身体を横にしているだけでも休息になり疲労は回復しますので、是非、休息を確保して下さい。
水分摂取をしっかりしよう
母乳が出ない原因の1つに水分不足が挙げられるくらい母乳育児をしているお母さんにとって、水分補給は必要不可欠です。
母乳の9割以上が水分で出来ています。
水分を摂ることで、主成分である血液を綺麗にすることが出来ますし、血液の流れもスムーズになります。したがって、母乳の出も良くなるのです。
水分摂取の量については↓を参考にしてみてください^^
また授乳中に良い飲み物については↓を参考にしてみてください^^
母乳とホルモンの関係とは?
母乳育児に興味を持って下さった方は、「オキシトシン」と「プロラクチン」というホルモンの名前を見聞きしたことがあるかもしれません。
実は、この2つのホルモンは母乳と深い関係を持っています。
簡単に述べますと、プロラクチンが母乳を作り、オキシトシンが母乳を赤ちゃんに飲ませる助けをします。
乳腺を発達させ、母乳をつくる「オキシトシン」は別名「しあわせホルモン」とも呼ばれています。
その名称は、お母さんに幸福感を与えることに由来します。
このオキシトシンは、赤ちゃんが乳首を吸う刺激で分泌されますが、それ以外にも、赤ちゃんに授乳をしたり、抱いたり、声を掛けたりと言ったスキンシップを取ることでも分泌が増えていきます。
ぜひ、赤ちゃんとのスキンシップを楽しんで下さい。
プロラクチンも、オキシトシンと同様、赤ちゃんが乳首を吸う刺激で分泌されますが、昼間よりも夜の方が多く分泌されるという特徴があります。
そのため、夜間授乳した方が母乳の分泌がUPします。
また、このプロラクチンは睡眠中に分泌されるので、昼間でも休息をとることがプロラクチンを増やすためにはいいです。
おっぱいマッサージをしてみよう
最後に、母乳育児を軌道に乗せるためには、おっぱいのケアも大切です。
私自身は、退院後、里帰りしている間は、週に1度のペースで助産師さんに訪問をお願いし、おっぱいマッサージやケアをお願いしていました。
でも、実家を離れたら自分でケアをしなければならないので、教わることにしたのです。
おっぱいマッサージの1番の目的は血行を良くする事です。血行をよくすることで、母乳の分泌を促します。
母乳マッサージの方法について↓を参考にしてみてください^^
母乳マッサージを続けていけば、赤ちゃんがおっぱいを飲みやすい状態を作ることにつながります。
そうこうしているうちに、赤ちゃんも大きくなって行き、おっぱいの飲み方も上達するでしょうし、飲む量も増えていくので、母乳は更に出やすくなっていくでしょう。
母乳育児はママと赤ちゃんの共同作業です。楽しむことを忘れず、授乳時間を過ごせるといいですね。
以上、7つが私が母乳育児の中で気を付けたことです。
ぜひ、参考にしてみてください^^
今回のまとめ
今回は、母乳育児がつらい原因、母乳育児がしんどいときの対処法、母乳育児をしてきた私が完全母乳にするために行ったコツ7つについて、詳しくお伝えしました。
母乳育児が辛い原因はママの睡眠や食事などの生活や母乳育児自体、乳房のトラブルなどが原因として考えられます。
どれか原因が当てはまりましたか?母乳育児は大変です、辛いと思った時には無理はしないでください。
母乳育児がしんどいときの対処法についてご紹介しました。母乳育児にこだわるばかりに自分を追い詰めているかもしれません。
しんどいときには、ミルクに頼ったり、他の人に頼りましょう。育児はママ一人でできるものではありません。
母乳育児のためのコツを7つお伝えしました。母乳に関する基礎知識も母乳育児のコツになります。
また、食事以外にもママの生活や精神状態も母乳に影響します。
ぜひ、参考にしてみてください^^
母乳育児いつも頑張っているママだからこそ、辛くなったり、しんどくなったりする時もあります。
他の人を頼ったり、たまには手抜きをしたりして、ストレスをため過ぎないようにしてみてください。
私も母乳育児でつらくなったり、しんどくなったので、少しでもみなさんの役に立てたらと思います。
参考にしてみてください^^